日本郵趣協会
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財団法人日本郵趣協会(にほんゆうしゅきょうかい、Japan Philatelic Society, Foundation, 通称JPS)とは、切手収集趣味の普及と発展を目的として創立された会員制、日本最大の郵趣団体。
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[編集] 沿革
1945年に「日本郵趣文化協会」として発足準備し、1946年7月25日に正式発足した。1982年には旧郵政省所管の財団法人として認可され、中央省庁再編に伴い2001年より総務省所管となった。初代理事長は水原明窗、2005年度より福井和雄が理事長に就任した。
[編集] 概要
日本及び世界各国の郵便切手、郵便切手収集に関する書籍やカタログを刊行している。
主な出版物には、万国郵便連合 (UPU) に加盟している世界各国の新切手情報が掲載されている『郵趣』(月刊)をはじめ、新切手情報や消印情報が掲載されている『郵趣ウィークリー』(週刊)、専門研究の『郵趣研究』(隔月刊)などの雑誌、『さくら日本切手カタログ』『日本切手専門カタログ』などのカタログがある。
切手に関する主な展覧会として、切手趣味週間の時期に全国各地の郵便局で開催されるミニ切手展、毎年ゴールデンウィークに開催される「スタンプショウ/世界切手まつり」、毎年11月に開催される国際切手展への登竜門「全国切手展/JAPEX」などを主催している。
また、郵趣オークション、国際交流事業、青少年に対する普及指導、顕彰事業(中島健蔵・水原明窗賞、郵趣活動賞、郵趣文献賞、小倉謙賞、住野正顕賞他)なども行っている。
会員数は約30,000人で、全国に110の支部、好きなテーマごとに集う約30の部会がある。
支部では毎月会合を開いて親睦と収集向上を図っているほか、展覧会を催して地域における切手収集普及の役割を担っている。また部会では、専門分野の作品作りや文献の刊行などを行い、会報により全国各地の仲間へ情報提供を推進している。
[編集] 役員
理 事 長:福井和雄(京都新聞社編集委員)、副理事長:井上和幸(医師)、専務理事:落合宙一(<株>郵趣サービス社代表取締役社長)、理事:池田健三郎(経済評論家)、同:稲葉良一(高校教諭)、同:太田隆啓(元会社員)、同:大髙正志(会社役員)、同:串田均(元会社員)、同:鈴木瑞男(元会社員)、同:玉木淳一(会社員)、同:内藤陽介(郵便学者)、同:村岡安廣(<株>村岡総本舗代表取締役)、同:山口充(会社員)、監事:石森昭文(元カナディアン航空経理部長)、同:鈴木清(公認会計士)