日光猿軍団
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日光猿軍団(にっこうさるぐんだん)は、栃木県日光市(2006年の新日光市発足前は藤原町)に本拠地を構える猿のテーマパークである。
一般の猿まわしと異なり、人間と猿の1対1でなく1対多であること、女性が猿まわしをすることが特徴。猿の演芸は勿論、敷地内で公開されているアトラクションには、お猿の学校、お猿のおもしろ芸、お猿の十二支、お猿の忍者などがある。校長の間中敏雄社長のキャラクターともどもテレビで紹介される人気になった。
園内の猿は総勢約50匹。猿たちにはそれぞれ調教師がおり、学校形式で校長、教頭、一般教員の配役が配属されている。
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[編集] 歴史
テーマパーク日光江戸村内で土産物店を営業していた間中敏雄がテレビで周防猿まわしの会の猿まわし芸を見たことがきっかけとなり、1984年に独学で2匹の猿に芸を仕込んだことから始まった。1990年に愛知県犬山市の日本モンキーセンターから13匹の猿を貰い受けて、「日光猿軍団」を結成。翌1991年に埼玉県越谷市で「お猿の学校」の旗揚げ公演を開始。1992年1月に常設劇場の猿劇場を栃木県にオープンした。
[編集] アクセス
[編集] 「猿軍団」商標権事件
2002年3月4日に日光猿軍団が、隣県の福島県郡山市の「日本猿軍団」を相手に、名称の使用差し止めと謝罪広告を求める民事訴訟を宇都宮地方裁判所に起こした事件。2000年12月頃から営業を開始した「日本猿軍団」が「猿軍団」や「お猿の学園」という呼称を使って、巡業をしながら活動。1996年に「日光猿軍団」や「お猿の学校」などの名称を既に商標登録していた日光猿軍団は当初はこれを黙認していたが、勘違いした客から苦情が寄せられたり、演目が同じだったことから、日本猿軍団を提訴した。同年7月17日に宇都宮地裁で日光猿軍団と日本猿軍団との間で和解が成立。日本猿軍団が謝罪して、日光猿軍団が権利を所有する名称を使わないことで決着した。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日光猿軍団 公式ページ
- 神山温泉オートキャンプ場(日光猿軍団直営)
- 日光猿軍団記念公演