新潟市西堀地下商店街
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（地下街入口）
新潟市西堀地下商店街（にいがたし・にしぼりちかしょうてんがい）は、新潟県新潟市中央区にある地下街。愛称西堀ローサ（Nishibori ROSA）。新潟市が運営する第三セクター新潟地下開発が運営管理を行っている。
[編集] 概要
西堀通（新潟市道）地下に1976年秋に完成した地下街。全長は約330mである。
1970年代当時、新潟市は古町が繁華街の中心でもあった。反面駐車場不足が問題化しつつあり、当初は地下駐車場のみを作る予定だった。しかしせっかくの地下空間だから地下街も作ってはどうかという声が上がり、そこから話が進んだ経緯がある。
地下の商店街としては日本海側では随一の規模といわれる。また、地下街でありながら鉄道駅などの公共交通施設には全く近接していない、全国的に珍しい形態の地下街である。
最寄りのJR駅は新潟駅であるが、直線で約2km、バス・タクシーで約5分と離れている。
ローサ内のテナントはレディース向けのファッションブランドがメインであるが、メンズ向けブランドや雑貨店などもある。また、中央付近には「出逢いの広場」と呼ばれる休憩スペースがあり、施設を管理する防災センターも設置されている。以前はレストランなどもあったが、現在では飲食店はカフェ1店のみで、テナントの特化と同時に偏りもある。
ラフォーレ原宿新潟が入居しているNEXT21や百貨店の新潟三越・新潟大和（だいわ）、西堀六番館の地下部と直結する連絡口が設置されているほか、古町方面などに連絡する出入口と地下駐車場連絡口も設置されている。トイレ・公衆電話などの設備がある。また、一部は地下2階構造になっており、地下2階部分にはキャッシュディスペンサーが設置されている。
なお、サイン類には「ROSA」と表記されている。県外からの来訪者がしばしば「ローザ」と誤読するケースがあるが、実際には「ローサ」である。
[編集] チャレンジショップ
古町周辺では、店舗経営者の高齢化や郊外大型店の台頭等による、いわゆる空き店舗の増加が深刻化していた。これらの解消を目指し、2001年10月5日、地下商店街の一角に「ミニチャレンジショップ『ヨリナーレ』」がオープンした。小型店舗の集合体で、1店舗につき2坪という小さなスペースとなっている。運営はにいがたTMO（新潟商工会議所が運営母体）。
このチャレンジショップは、1年間の期限付きではあるが格安の家賃で開業、入居期間中に仕入・販売等のノウハウを取得して独立を目指すという、新たな起業家を育成するシステムとなっている。古町周辺で店舗開業を果たした卒業生も輩出し、一定の成果を上げている。
ちなみに名称は、新潟弁の「寄りなれ（＝寄っていらっしゃい）」と「より（商店が大きく)なーれ」に由来する。
[編集] 外部リンク
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