斎藤一人
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斎藤 一人(さいとう ひとり、1948年 - )は、日本の実業家。東京都出身。「銀座まるかん」の創業者。
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[編集] 人物
東京・小岩生まれ。キリスト教系幼稚園を経て中学卒業後、さまざまな職を経験する。1970年頃から漢方茶の販売を開始。その後、漢方をベースにした化粧品や健康食品の開発に着手し、銀座日本漢方研究所(現・銀座まるかん)を創業する。
その後、事業所得だけで1993年より全国高額納税者番付の10位以内に連続して登場し、話題の人となった。また、実際の経営を通じて導き出されたその経営ノウハウや独特のビジネス観に対しては信奉者が多く、出版された斎藤のビジネス書や自己啓発書の多くはベストセラーになった。一部では非常に注目を集めている人物だが、マスコミの前に顔出したことは一度もない(以前、テレビ番組『ブロードキャスター』に出演した際にも顔は隠していた)。
[編集] 高額納税者番付(総合の順位)
- 1993年―第4位
- 1994年―第5位
- 1995年―第3位
- 1996年―第3位
- 1997年―第1位
- 1998年―第3位
- 1999年―第5位
- 2000年―第5位
- 2001年―第6位
- 2002年―第2位
- 2003年―第1位
- 2004年―第4位
[編集] 成功哲学
自己啓発の著書多数。 「困ったことは起こらない」という楽観的な基本姿勢を成功の秘訣としている。 「幸せだなあ」「豊だなあ」「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」を口癖にして繰り返すと、実際にその通りになるという。 最近の著書では「天国言葉」として、「ツイてる」「うれしい」「たのしい」「しあわせ」「ありがとう」「感謝します」を紹介している。反対の意味を持つ「地獄言葉」とは、不平不満・悪口・泣き言・文句のことをいう。 人の機嫌をとらずに自分の機嫌をとることにより、人生を幸せに生きていこうというのが基本的な考えである。
[編集] 関連
デフレ経済下で不況が続いた当時の日本では、このように実際に事業に成功した人による中小企業向けの経営ノウハウやマーケティング・ノウハウが経営者やビジネスマンに受け入れられるようになった。
[編集] 信心
四国八十八箇所、坂東三十三箇所、西国三十三箇所をはじめとする全国各地の寺院・神社に「斉藤ひとり」の千社札を確認する事ができる。 決して交通至便とはいえない和歌山・光三宝荒神社においても千社札の存在が確認されており、その信心深さが伺える。 観音参り自体に御利益はないと言い切る。なぜならば、お宮がお布施を受けないと持続できないからである。観音参りに行ける健康な体があるという事実に感謝し、日々の仕事に精をだすことが、一番大事だととく。