放浪記
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森光子の舞台作品としても有名で、菊田一夫脚本で1961年に東京の芸術座で初演され、公演回数は1900回を越えた。2008年からシアタークリエにて上演。放浪記 (戯曲)参照。映画化は過去に三度ある。
目次 |
[編集] あらすじ
「私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった」との出だしで始まる「放浪記」は、第一次大戦後の暗い東京で、飢えと絶望に苦しみながらも、したたかに生き抜く「私」が主人公。 作家の林芙美子の自伝小説である。
尽くした「島の男」との初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とする。 ひどい貧乏にもめげず、あっけらかんとした姿が多くの読者をひきつけ、ベストセラーとなった。
森光子主演の舞台で、「あら、エッサッサァ」と踊る場面は有名であるが、夜はカフェで働きながら詩を書き続ける芙美子の1シーン。 有名な「でんぐり返り」は、芙美子が作品が雑誌に掲載された喜びからみせたものとされるシーン。 (原作にでんぐり返りがあるかは、未確認)
[編集] 映画
[編集] 1935年版
1935年6月1日公開。P.C.L.映画製作所製作。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
[編集] 1954年版
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
[編集] 1962年版
1962年9月29日公開。宝塚映画(現・宝塚映像)製作。東宝配給。東宝創立30周年記念映画として公開された。
[編集] キャスト
- 林ふみ子:高峰秀子
- きし:田中絹代
- 安岡信雄:加東大介
- 伊達春彦:仲谷昇
- 福池貢:宝田明
- 白坂五郎:伊藤雄之助
- 上野山:加藤武
- 日夏京子:草笛光子
- 村野やす子:文野朋子
- 藤山武士:小林桂樹
- 田村:多々良純
[編集] スタッフ
- 製作:藤本真澄、金子正且、寺本忠弘
- 監督:成瀬巳喜男
- 監督助手:川西正純、辻村光慶
- 脚本:井手俊郎、田中澄江
- 音楽:古関裕而
- 撮影:安本淳
- 美術:中古智
- 録音:中川浩一
- 整音:下永尚
- 照明:石井長四郎
- 製作担当:沖原俊哉
[編集] TVドラマ
ドラマ | |
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ドラマ一覧 日本のドラマ |
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カテゴリ | |
テレビドラマ | |
プロジェクト | |
テレビドラマ | |
1974年1月7日~3月1日にTBS「花王 愛の劇場」枠にて放送された。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
[編集] 作品の変遷
TBS 花王 愛の劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
花のいのち
(1973.10.29 - 1973.12.28) |
放浪記
(1974.1.7 - 1974.3.1) |
五番町夕霧楼
(1974.3.4 - 1974.5.3) |