ノート:征伐
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[編集] 「征伐」表記の言い換えについて
- 「小田原征伐」を「小田原の役」に移動してから、ノート:小田原の役で言い換え表現について検討してきました。しかしその後、四国征伐と天正の陣などほかの例も紹介され、膠着状態が長引いてきましたので、ここに「征伐」の記事を作って使用例を集め、総論的な議論の場としたいと思います。これまでの議論についてはノート:小田原の役を参照してください。ゐ 2006年5月20日 (土) 17:32 (UTC)
- 歴史学の現場では「~征伐」はかなり古い言い方だと思われます。感覚的にはチンギス・ハーンのことを「ジンギスカン」と言うくらい「古い」印象があります。その他の言い方については「役」は勢力間の一連の戦争(War)のこと、「合戦」や「戦い」は一つの戦闘(Battle)のこと、と理解しています。ところで議論が拡散してしまうかも知れないのですが、私の世代では「承久の変」として学んだものが、最近ではどうも「承久の乱」といわれているように見受けます。天皇がその形式的支配下にある幕府に対して起こしたのだから反乱ではなく、したがって「乱」を使うのは適切ではない、と習った記憶があるのですが。このあたりもし詳しい方がおられたらついでにご教示ください。Horlicks 2006年7月12日 (水) 07:32 (UTC)
- どうやら乱は下から上への反乱、変は上から下への征伐のようです。役は対外戦争のようです。58.85.214.70
- 我が故郷会津地方は会津征伐やら会津戦争やらと戦争には縁がある土地柄なのですが、いいんじゃないですか「征伐」を使って。「征伐」と呼ばれるということは、中央政権がそれだけ必死になって軍事行動を起こさねばならないほどの強大な勢力がいた、ということを意味するわけですから、郷土の歴史としては誇らしいですね。征伐の対象にすらされずにスルーされた群馬だの栃木だの茨城だのといった地域よりこっちが上だということです。--猪山人 2006年9月7日 (木) 15:16 (UTC)
- 上とか下とかの問題じゃねーだろw何だその偏狭な郷土ナショナリズムは
- 学界として「征伐」を使わなくなっているのなら、百科事典はそれに従うべきではないでしょうか。優劣の問題ではありません。ゐ 2006年9月9日 (土) 21:49 (UTC)
- 「中立」というより辞書として「客観的」な記述を目指すのであれば,一方当事者からの視点での表記は回避すべきでしょう。政治的に不毛な議論を避けるためにもその方が良いでしょう。その意味では「~征伐」はもちろん「~攻め」「~平定」も適切な表現とは言えず,中世・近世では「~の役」(近代では「~戦争」)が適切でしょう(局地戦ならば「~の戦い」「~合戦」でしょうか?)。ちなみに「~の役」については「前九年の役」「後三年の役」「西南の役(西南戦争)」等,国内での戦争にも使います。(そのほか,「~の乱」については「壬申の乱」「応仁の乱」等,上下関係を措定できない場合も使っています。たとえば「嘉吉の変」から「嘉吉の乱」に発展したように「~乱」と「~変」は(主として期間や戦闘の)規模の違いのように思われます。)--ゆーてん 2007年1月14日 (日) 15:49 (UTC)
- 征伐が差別用語だとおっしゃっている方がおられますが、でしたら「征夷」も差別用語なのではないですか?征夷大将軍の項目はなんと変更するのですか?それから「在日」を差別的に使用している人がいるので私はWikipediaに「在日」という項目があるのが許せないので削除していいですか?Wikipediaに何百何千の項目があるのか知りませんが、その中の差別的な用語を使っている項目名すべてで議論して項目名を変更するのですか?まるっきりおかしな百科事典になってしまいます。項目名まで中立にする必要はないと思います。--Satoshin 2008年2月8日 (金) 15:28 (UTC)
- 征伐が差別用語とは始めて聞きました。とりあえず「征伐」と言う言葉が差別用語にあたるかは置いとくとして、小田原方が時の権力者や朝廷に逆らった上で始まった戦争なので言葉的には「征伐」でも問題はありません。歴史を扱う項目では、瑣末な言葉狩りをするより、歴史書にどう書かれたか、歴史的事実はどうだったか、後世にどう伝えられたかを重要視する方が大切ではないでしょうか。--Enter5000 2008年3月13日 (木) 05:22 (UTC)
- 下の「「征伐」「征討」の言い換え」節にTemplate:出典の明記を添付。をコメントしてから、この問題の確認をしたのですが、おそらくノートで合意をとらずに「小田原征伐」の改名をしてしまったのが、そもそもの間違いだと思います。とはいえ、「~征伐」や「~の役」、「~攻め」のいずれの用語も歴史学で利用されているのなら、現状の記事名のままで問題ないと思います。--伏儀 2008年3月16日 (日) 13:55 (UTC)
- 事が歴史的事案である以上は、最大限当時の呼称を尊重すべきではないでしょうか?現在においてその「征伐」の呼称を用いる事によって著しく公共に被害を及ぼすという理由や、語意として著しく乖離するという理由がない限り、従来使われてきた用語を改変する権利は我々にはないのではないでしょうか?それこそが”現在”における一部の意見や思想が反映される事を防ぐ”中立性”といえるのではないでしょうか。今回の場合、語意からみれば他の多くの方が指摘しておりますように「征伐」という言葉が相応しくない・実態に即していないと断ずるには論拠が薄弱であり、呼称改変には適当性が認められないと思います。以上の点から反論がない場合は記事名の訂正を行い、記事内において最近での呼称を付記するという形に改めたいと思いますがどうでしょうか?--謝艾 2008年4月25日 (金) 06:05 (UTC)
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- その論理(当時の呼称を尊重)では、天武天皇以前は「天皇」ではなく「大王」と表記せねばならなくなりますし、死後の追号、諡号では表記できなくなります。Wikipediaの記事名の基準としてはふさわしくない論理ではないかと思うのですが。基本的には「現在の歴史学上の主流の呼称」がもっとも適切と考えます。読者の利便性を考えても、すでに使われなくなった呼称を記事名とするのは適切ではないと思います。--Horlicks 2008年4月25日 (金) 14:17 (UTC)
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- 私の書き方に不備がありまして、「当時の呼称」というのは「歴史的に呼び習わした呼称」という意味で使わせていただきました。誤解を招いた事はお詫び申し上げます。ただ、そもそも「小田原の役」への改名は合意形成を得た上でのものでないので、まずは元の呼称である「小田原征伐」に戻して後に、公共の不利益や利便性・実態との乖離などで再度改名の必要があるか論議すべきだと思います。それに既に使われなくなったわけではなく、現在でも大多数の書物で採用されている呼称であるため、利便性を考慮するならなお更現在における少数派(この先は分かりませんが)である「小田原の役」は採用外となると思います。--謝艾 2008年4月26日 (土) 04:15 (UTC)
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[編集] 「「征伐」「征討」の言い換え」節にTemplate:出典の明記を添付。
「「征伐」「征討」の言い換え」節にTemplate:出典の明記を添付しました。気がついた点を説明させていただきます。
- まず、従来は「征伐」「征討」「討伐」と呼ばれていたものが、…「~役」「~攻め」「~平定」などと言い換えられている事例が少なくないは、要出典。旧来の歴史学用語が言い換えられているなら、どのような用語が適切か論争になっているはずです。あるいは、初心者向けの用語解説などで「言い換えられている」と言う解説があると思います。それを出典として出すべきではないでしょうか。
- 差別用語と見なされての根拠が不明。「征伐」がどのように差別的なのか、歴史学者によっていろいろ検討されているはずです。その書籍や論文を提示するべきです。また、鮮卑、吐蕃など、差別的な漢語であるにも関わらず、そのまま利用されている歴史用語が存在することも留意するべきだと思います。
- 政治的・学問的見地から不当は説明不足。「政治的」は申し訳ありませんが意味が読み取れませんでした。「学問的」は「歴史学を研究するうえで不適切な用語」と言う意味でしょうか。もう少し説明がほしいところです。
「おもな「征伐」「征討」と呼ばれる例」で列記されている用語を見ますと、有名な合戦があるようで、この言い換えの問題は重要な問題ではないかと感じました。ぜひ出典を明記していただきたく思います。--伏儀 2008年3月5日 (水) 16:45 (UTC)
ネット上の「放送禁止用語」を紹介するサイトなどでは「三韓征伐」「朝鮮征伐」などが放送禁止用語であるとなっていますが、市販の出版物ではあまり出回っていませんね。放送禁止用語については放送局や関連団体に問い合わせるべきでしょうかね。日本史の述語呼称がどう変わってきたかの出典については、市販の文献ではなく、論文などを探すしかないのかな。 ゐ 2008年4月26日 (土) 08:55 (UTC)