平田弘史
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平田 弘史（ひらた ひろし、1937年2月9日 - ）は、日本の漫画家。静岡県在住。東京都板橋区で生まれ、1945年3月に東京の空襲が激化したため、奈良県天理市に移り住む。父母は天理教信者で、東京には布教のため移住していた。実弟は漫画家のとみ新蔵。
1958年、『愛憎必殺剣』でデビュー。以降時代劇を中心に、骨太な劇画を書き続けている。初期は関西を拠点に貸本劇画で活躍していた。1965年上京し、白土三平の仲介で『ガロ』に作品を掲載。以降活躍の場を雑誌連載に移し、劇画ブームに乗って人気が出る。妥協を許さない創作の姿勢は、しばしば生活の困窮や作品の未完を招く。
幼少から機械いじりが好きで、自宅には趣味の機械工作のための工房がある。シンセサイザーでの作曲に熱中したことがある。Macintoshを用いフルデジタルで作品を描きおろしたこともあるが、現在では紙とカブラペンによる作画に戻っている。現在もMacintoshのヘビーユーザーとして知られ、本人HPもそれに準拠している。
力強い毛筆による描き文字にも定評があり、大友克洋の『AKIRA』の題字は平田弘史による。ほかに平本アキラの『アゴなしゲンとオレ物語』、瓦敬助『菜々子さん的な日常』、古賀亮一の『ゲノム』、よしもとよしともの『レッツゴー武芸帖』など多数。
目次 |
[編集] 作品リスト
[編集] 単行本化されたもの
- 人斬り
- 血だるま剣法/おのれらに告ぐ
- 剣山
- 日本凄絶史
- 駿河城御前試合（上・下）
- それがし乞食にあらず
- 叛逆の家紋
- 座頭市
- 名刀流転・落城の譜
- 新首代引受人
- 薩摩義士伝
- 黒田三十六計
- 平田弘史のお父さん物語
- 烈願記
- 御用金
- 弓道士魂
- 三十三間堂外伝
[編集] 画集・復刻
- 平田弘史時代劇画創世期傑作選＜全5巻 四十万石の執念・復讐つんではくずし・我が剣の握れる迄・刀匠・侍＞(日の丸文庫「魔像 別冊」完全復刻版)
- 平田弘史時代劇画選画集「武士 MONONOFU」
- 以上2点、ラピュータ
