平潟トンネル
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平潟トンネル(ひらがたトンネル)とは、茨城県北茨城市平潟と福島県いわき市勿来町九面に跨がる、国道6号のトンネルである。
[編集] 概要
- 全長60m。
- 1958年3月完工。
- 片側1車線。
[編集] 歴史
平潟トンネル周辺は断崖であり、国道6号はこの断崖の谷間を縫うように貫いている。このため、古くから交通の目印や大名の境界にもなって来た。
平潟トンネルのすぐ北は、律令時代に勿来関が置かれた土地である。又、戦国時代から江戸時代にかけては、この平潟トンネルを境にして、南側が佐竹氏と水戸藩の領土で、北側が岩城氏と磐城平藩の領土となっていた。従って、今でも平潟トンネルを境にして、南側が関東文化圏、北側が東北文化圏となっている。