市原刑務所
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市原刑務所(いちはらけいむしょ)は、法務省矯正局の東京矯正管区に属する刑務所。
交通事犯の受刑者を主に収容していることで有名である。そのため教習所コースが刑務所内にある。
目次 |
[編集] 所在地
[編集] 収容分類級
- I級
- YA級
- A級
禁錮刑受刑者・若年初犯者・初犯者を収容する交通刑務所。
[編集] 収容定員
- 463人
[編集] 沿革
[編集] 組織
所長の下に2部1課を持つ2部制である。
- 総務部(庶務課、会計課、用度課)
- 処遇部(処遇担当、企画担当)
- 医務課
[編集] 外観・設備
[編集] つぐないの碑
- 交通事故被害者を供養するために碑が建てられている。受刑者はここで被害者の冥福を祈る。
- 碑には あやまちを反省し 社会人として 立ち直ることを 誓います と記されている。
- 居室は大きく分けて5つの建物 新入寮、準開放寮、東開放寮、西開放寮、希望寮となっている。
- 新入寮はいわゆる独居房。3畳程度の部屋にトイレ、洗面台がついている。準開放寮は、100m程度の建物で、廊下の左右に2段ベッドがずらっとならんでいる。いわゆる雑居房はない。
- 東西開放寮も準開放寮と同じ作りだが、規則が違う。準、東西開放寮ではベッドの1つ1つを居室として捉え、準開放寮では居室同士の訪問、会話は禁止となっている。両寮ともに居室の他に図書室、談話室がある。準開放寮では、会話できるのは談話室のみ。
- 希望寮は出所2~3週前の人の建物。出所時教育を受ける。個室となっているが、もう定員数を超えているため、新入寮の3階は2人部屋、準、東西開放寮では図書室の一部に2段ベッドがおかれ、カーテンで仕切られて居室となっている(定員8名)希望寮も本来個室だが、定員の問題で2人部屋となっている。非常に狭い。
[編集] 特記事項
- 市原刑務所で作られる「味噌」「醤油」は全国の刑務所で利用されているほか、矯正展でも即売され、すぐに売切れてしまうほどの人気商品となっている。
- 入所者に対して矯正のための映画が上映されていたが、映画内での入所者役として若かりし頃の某有名お笑い劇団の団長が出演していた。