川上正光
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川上 正光(かわかみ まさみつ、1912年1月1日 - 1996年5月15日)は日本の工学者。専門は電気工学。東京工業大学、長岡技術科学大学の学長などを務めた。
1935年に東京工業大学電気工学科を卒業して東京電気株式会社(現・東芝)に入社し、無線機器の開発などを行なった。1948年に東京工業大学助教授に就任。教授、工学部長などを歴任した後、1972年に停年退官。翌1973年から4年間、同大学で学長を務めた。すずかけ台キャンパスの設立や、大学院理工学研究科の開設を推進した。1963年に長岡技術科学大学の初代学長となり、1月から3月までの三学期は講義を行なわずに研究に従事する三学期制や、企業に数カ月出向く実務訓練などユニークな制度を取り入れた。
また、様々な委員会に所属し、
などの委員を務めた。
これらの功績から1972年に紫綬褒章、1974年に放送文化賞、1982年に文化功労者として表彰を受け、1984年には勲二等旭日重光章に叙せられている。脳出血のため、1996年5月15日に84歳で逝去。
研究面では電子回路の構成論の確立や能動フィルタの構成などに貢献した。また、教科書も精力的に執筆している。
[編集] 参考文献
- 柳沢健『川上正光先生を偲んで』 電子情報学会誌、Vol.7、P.665-666、1996年
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