島田検定!! 国民的潜在能力テスト
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『島田検定!! 国民的潜在能力テスト』(しまだけんてい こくみんてきせんざいのうりょくテスト)は、2005年4月16日から2006年2月25日までTBSで毎週土曜夜8時から放送されていた「PQ」(Potentiality Quotient・潜在能力指数)をはかるクイズ番組。略称は『島田検定!!』。司会は島田紳助。デジタルハイビジョン対応番組(地上デジタル放送のみ)。
なお、番組は、2005年10月、『島田検定SUPER!!』(しまだけんていスーパー)にリニューアルされたものの、視聴率低迷から2006年2月25日でレギュラー放送を終了した。
視聴率の面で苦戦し半年で終了した「8時です!みんなのモンダイ」の後番組。
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[編集] 番組概要
2004年7月28日に「水曜プレミア」枠で放送された「島田紳助の国民的潜在能力検定 PQテスト」が裏番組である「ザ!世界仰天ニュース」、「トリビアの泉」、「はぐれ刑事純情派」、「女と愛とミステリー」などの人気番組を相手に16.1%(ビデオリサーチ・関東地区)の高視聴率をマークした。このため2005年4月から、視聴率が低迷していた土曜20時台でレギュラー化された。しかし裏番組である「めちゃ×2イケてるッ!」や「世界一受けたい授業」に視聴率で勝つことができず終了した。
イメージマスコットキャラクターには、同じく島田紳助が司会を務める「オールスター感謝祭」で使用されている「ピテカンブラザーズ」というキャラクターを起用し、「世の中、IQではなく、PQが必要だ」をキャッチフレーズにスタートした斬新な企画であった。また当時「行列のできる法律相談所」など高視聴率番組を数多く抱えていた紳助を(傷害事件からの復帰直後にもかかわらず)起用したことで話題を集めた。
しかし、「脳内エステ IQサプリ」(フジテレビ)のTBS版のようなものとなってしまい、視聴者からは「IQサプリ」のライバル番組だと思われてしまった。しかも、「間違った答えにも意外なPQが潜んでいることもある」という観点から不正解者にその理由を聞いていく方式が裏目に出て、番組のテンポがゆっくりになってしまったことや、「IQサプリ」と比べ、大人向けの難しい問題が多かったこと、若干ルールが複雑だったこと、さらに問題傾向もかなりネタ切れになりやすいものだったこと、そしてなにより、司会の島田紳助ですら「IQは学力や知識のことで学校で習うもの、PQは知恵やアイディアのこと」と勘違いした発言をしてしまうほど、「PQ」の概念や「IQ」との相違点が分かりにくかったことなどが災いして、「めちゃイケ」「世界一受けたい授業」などの裏番組に苦戦してしまい、視聴率の低迷が続いた。
2005年10月からは番組をリニューアルし、タイトルも「島田検定SUPER!!」に変更したものの、改善されない状態が続き、2005年12月以降「発表!!第38回日本有線大賞」・「Mr.マリック特番」・「第47回輝く!日本レコード大賞」・「KUNOICHI」・「爆笑問題のバク天!」の拡大版「爆笑問題の大バク天!」などの様々な特番が乱発されてしまった結果、レギュラー放送は2006年2月25日で終了した。
なお、4月からの後番組は「アスリート応援TV! ニッポン!チャ×3」となり、引き続き紳助が司会を務めた。また、「ニッポン!チャ×3!」が始まる4月までの間は、同じく視聴率が低迷していて2006年3月4日で終了した「爆笑問題のバク天!」の拡大版「爆笑問題の大バク天!」などの特別番組が編成された。
[編集] ルール
[編集] 初期の特番時のルール
「島田紳助の国民的潜在能力検定 PQテスト」及び初期の特番では、少し通常放送とルールが異なっており、基本は後述の初期ルールと同じであるが、自分が獲得した得点を合計することで「テスト・ザ・ネイション 全国一斉IQテスト」(テレビ朝日)と同じ要領で、おおよそのPQ値が分かるようになっていた。しかし、この通常放送とは違った試みがルールを複雑にしてしまったことから、後に特番でもこのルールは用いず、通常放送時のルールを用いるようになった。
[編集] 通常放送時のルール
[編集] 初期ルール
芸人・タレント・グラビアアイドル・ホスト・教授など様々な枠から計10人のパネリストが出演し、解答する。
- 問題の難易度と得点
- LEVEL1 5点(黄色)
- LEVEL2 8点(青)
- LEVEL3 10点(緑)
- LEVEL4 12点(赤)
- LEVEL5 15点(紫色)
[編集] 島田検定SUPER!!ルール
芸人・若手タレントなど、ジャンル別に3人1チームを組み、チーム対抗で得点(単位:PQ)を競う。
(厳密にいうと「島田検定!!」後期からこのルールだった。)
- 問題の難易度と得点
- LEVEL1 1PQ
- LEVEL2 2PQ
- LEVEL3 3PQ
- LEVEL4 4PQ
- LEVEL5 5PQ
[編集] 問題
[編集] 基本問題
(「島田検定SUPER!!」では「頭をやわらかくするPQパズル」という名称)
「島田検定!!」と「島田検定SUPER!!」の中期まで登場した、この番組の基本となる問題。特に「島田検定!!」の後期まではこの形式の問題だけで構成されていた。
- 記述問題
- 「脳内エステ IQサプリ」で出題される様なトンチを効かせた問題や実際に企業や歴史上の人物が知恵や機転(PQ)を使って成功させた事象に関する問題が出題される。
- 正解すれば問題の難易度に応じた得点を獲得(考え方が合っていれば正解とみなす)。また正解に近かったなど、場合によって半分の得点を獲得できることもある。
- 電話を使った問題
- 記述問題と同様にトンチ問題が出題されるが、解答は電話ボックスの中に入って、紳助に電話を通じて解答する。
- 問題の出題と同時に解答者は全員、解答席の前に出て正解した人から順に解答席に戻れる
- 1回目の解答で正解すれば難易度に応じた得点を獲得
- 正解者(とアシスタントの川田亜子)は、イヤホンを通じて他人の解答を聞くことができる特典がある
- 2回目以降で正解しても得点は加算されないが、席に戻って、他の人の解答を聞くことができる。
- 実演で答える問題
- 記述問題と同様にトンチ問題が出題されるが、解答は別室で模型を使っての実演で行う。
- 正解すれば問題の難易度に応じた得点を獲得。
[編集] その他の問題
- リズムに乗って「ワン」「ニャー」「カー」
- 「島田検定!!」の後期と「島田検定SUPER!!」の前期に登場
- 各チームの代表1名が挑戦する脳をほぐすためのリズムゲーム
- リズムに乗って画面に出てくる犬、ネコ、鳥(カラス)の鳴き声を番組側から指名された解答者が口頭で答える。
- 但し、犬は「カー」、ネコは「ワン」、鳥(カラス)は「ニャー」と鳴くものとする。
- つまり、日常とは違うルールにいち早く慣れ、頭の切り替えが出来るかを問うゲームである
- 鳴き声の他に「こんにちは」「ハロー」「ニイハオ」などの別バージョンもある
- 間違えたり、リズムに乗れなかった人から脱落し、最後まで残ると3PQ(スペシャルの時は5PQ)獲得
- ボーナスPQ キャラかぶランキング
- 後期の「島田検定!!」の特番で1回だけ登場
- 「お題の有名人とキャラクターが似ている(かぶっている)有名人は?」というアンケートを街頭で実施し、その結果の上位をあてる。
- まず自分を知ることがPQ向上への第一歩という趣旨で行われた企画
- チームごとに記述で解答し、ランキングの上位をあてるほど高得点。ランク外は無得点。
- 1位をあてると15PQ、2位は10PQ、3位は8PQ。以下、順位が下がるごとに1PQ刻みで低い得点となる。
- 実話PQ どれがホント!?
- 2006年12月3日放送の「島田検定SUPER!!」で登場
- 実際に企業が知恵や機転(PQ)を使って成功させた事象に関する問題が3択で出題される。
- 正解すると1PQを獲得
- 例えPQ
- 出題された場面において、例え話でいかにうまく自分の言いたいことを相手に伝えられるかを競う問題
- チームごとに記述で解答し、一般人100人(後にPQ陪審員100人)が評価。支持率が最も多かったチームに3PQ
- PQで解決 日本の不満
- 視聴者から寄せられた日常の不満を紹介し、実際に企業などが知恵や機転(PQ)を使って改善させた事例を紹介するコーナー(なんとクイズは出ない箸休めのコーナー)
- 歯科の不満を紹介した際に、紳助が悪徳歯科の税金対策方法を全国の歯科がやっているように言ってしまい、翌週、アシスタントの川田亜子アナウンサーが番組を代表して謝罪のコメントをするはめになったいわく付きのコーナーでもある。
- 世渡りPQ→紳助に挑戦!いざという時の一言PQ
- 出題された場面において、どの様に機転を効かせて対応するかをチームごとに記述で解答する
- 後にチームの代表が解答を実演して見せる方式になった
- 一般人100人(後にPQ陪審員100人)の支持率が紳助よりも多かったチームに5PQ
- 番組黎明期には無かったがある意味初めて番組の趣旨に沿った問題
- クイズ!ヘキサゴンIIの2007年10月10日放送「生きる知恵クイズ」でほぼ同じ内容で出題されている。相手役(女性編は)にこの番組同様、金剛地武志が出演した。
- なお、「島田検定SUPER!!」になってからの特番では「一言PQ」以外のものは、ほとんど廃止になり、2006年1月14日のスペシャルからは「言ってはいけない一言SP」と題して、チームも前半戦のチーム・後半戦のチームに分かれるようになった。進行方法は言ってはいけない一言のダメ例→トーク→実践問題となった。また、PQ陪審員の支持率が紳助より高かったチームには賞金5万円が贈呈されるルールとなり、得点(PQ)の概念がなくなった(当初は紳助にも5万円ルールはあったがすぐに廃止された)。
[編集] エンディング
全問題終了後、「島田検定SUPER!!」以前はチーム優勝と「MPQ」(トップ賞)を口頭で発表したあと、最も成績の悪い「ダメPQ」を発表する。「ダメPQ」は開始当初は口頭での発表だったが、のちに解答席の右端ある金属に右手をのせ電流のエジキになったものが「ダメPQ」という発表方法となった。
「島田検定SUPER!!」になってからはMPQとダメPQの概念がなくなり、チーム優勝のみの発表となった。
「MPQ」になると「PQ奨学金」として5万円分の商品券、または図書カードが授与された。また、チーム優勝の場合も同じく、各々に3万円分ずつの図書カードが授与された。
[編集] 出演者
[編集] 司会
メイン司会者(MC)
アシスタント
- 竹内香苗(TBSアナウンサー)、2004年7月28日の放送のみアシスタント
- 川田亜子(TBSアナウンサー、この番組の前に放送されていた「爆笑問題のバク天!」にも出演していた。)
- 青木裕子(TBSアナウンサー、2005年11月5日の「渡る世間は危機ばかり2時間SP」で川田アナがパネリストに回った為の代打。2005年7月23日放送に出演)
- 小林麻耶(TBSアナウンサー、2005年11月5日および2006年1月27日にはパネリストとして出演していたが、最終回2006年2月25日にはアシスタントとして出演した。)
[編集] パネリスト
- ドランクドラゴン
- 雨上がり決死隊 - 出演時には宮迫博之が全問正解、蛍原徹は全問不正解。
- ユンソナ
- 井ノ原快彦(V6) - ダメPQを2回獲得。毎回絶望的珍解答を連発し、紳助に「彼女にフラれる!」とツッコまれた。
過去に出演したパネリスト
- 北斗晶
- 綾瀬はるか - 第1回でミラクルともいえる珍答を連発していた
- 山田優
- くまきりあさ美
- 大神いずみ
- 西川史子 - 第1回:2時間SP同点優勝
- 江田けんじ - 第1回:2時間SP同点優勝
- 野々村真
- 湯浅卓
- 山本美憂
- 中井美穂
- 生瀬勝久
- 福島みずほ
- 徳光和夫
- 千田正穂
- 小池栄子
- 出川哲朗
- 岩崎恭子
- 平沢勝栄
- 和田アキ子
- 清水直行(千葉ロッテマリーンズ)
- 渡辺正行
- 野沢直子
[編集] コーナー出演
[編集] スタッフ
- 問題監修 : 植島啓司(人間総合科学大学教授・宗教人類学者)
- ナレーター : 田子千尋、小山力也、井上喜久子
- 構成 : 都築浩、樋口卓治、福原フトシ、山名宏和、岩澤俊之、北本かつら/清珍郎、武田郁之輔、小林のぞみ、林賢一、遠藤正也、勝さんど
- TM (テクニカルマネージャー) : 中澤健
- TD (テクニカルディレクター) : 高松央
- CAM (カメラマン) : 廣田雅之
- VE (ビデオエンジニア) : 佐藤公幸
- VTR : 木野内洋
- 音声 : 麦倉良彦
- PA : 宮坂修
- 照明 : 山本和宏
- 音響効果 : 太田光則・福永真弓(ZACK)
- VTR編集 : 海老原博和
- MA : 的池将
- CG : 山口泰広、中山新之介
- 問題CG : ジーニーズ
- タイトルロゴデザイン : LiLinc
- 美術プロデューサー : 村上仁之
- 美術デザイン : 山口智広
- 美術制作 : 海上泰隆
- 装置 : 尻無浜宏人
- 大道具操作 : 塚上博
- 装飾 : 門間誠
- 電飾 : 森田光俊
- メカシステム : 大谷圭一
- 持ち道具 : 貞中照美
- 衣裳 : 中川博次
- メイク : アートメイク・トキ
- リサーチ : おぉぱ、PAライターズ
- 番宣 : 小山陽介
- TK (タイムキーパー) : 大島倫子
- デスク : 大澤麻子
- AP (アシスタントプロデューサー) : たむらたくら(田村拓久良)、菊池絢子
- キャスティングプロデューサー : 石岡茂雄、小野裕子
- ディレクター : 須藤孝幸、木戸隆文、井上充、松崎充洋、安元秀幸、福田景多、中澤剛、西本誠、有田武史、青山優子、渡邊美香、嶋瀬暁弓、川崎敬、大橋豪
- 演出 : ふじわらまち(藤原麻知)
- プロデューサー : 安田淳(オールスター感謝祭プロデューサー)、江藤俊久(以前は演出。2005年10月からはプロデューサー。)
- チーフプロデューサー : 荒井昌也
- 技術協力 : 東通、エヌ・エス・ティー、TAMCO、ティ・エル・シー、OMUNIBAS JAPAN、サウンドユニバース、デジタル・メディア・ラボ
- 制作協力 : D:COMPLEX
- 制作 : TBSテレビ
- 製作著作 : TBS
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
[編集] 前後番組の変遷
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