岩田富美夫
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岩田富美夫(いわた ふみお、1891年10月27日-1943年)は大正・昭和期に活躍した右翼活動家。東京・牛込出身。
[編集] 略歴
1915年に日本大学を中退し、陸軍の特務機関の下で諜報活動を行うため、中国の山東省に渡る。
上海で北一輝と知り合い、その子分となる。北と共に帰国し、国家主義運動に従事。
1923年6月、大化会を結成し、その年の暮れには大杉栄の遺骨を強奪している。
1932年には、やまと新聞社長となる。1936年の二・二六事件では、西田税を匿ったことでも知られる。
[編集] 参考文献
- 堀幸雄『戦前の国家主義運動史』(三嶺書房、1997年)
- 堀真清『西田税と日本ファシズム運動』(岩波書店、2007年)