岩崎忠雄
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岩崎 忠雄(いわさき ただお、1909年1月8日 - 1990年3月30日)は、日本の実業家で、三菱モンサント化成(現・三菱化学MKV)の元社長。
[編集] 人物
林董の孫として東京都に生まれ、岩崎小弥太の婿養子となった。淑子夫人は岩崎俊弥の次女で小弥太の養女。俊弥は小弥太の弟なので淑子は伯父の養女になり婿養子を迎えたことになる。
慶應義塾大学卒業後オックスフォード大学に留学し、帰国後は実業界で活躍した。財閥解体後岩崎家の人物が三菱系企業の役員になるケースは他にもあったが、社長に就任したのは忠雄1人であり、「岩崎家の人物で唯一戦後に三菱系企業の社長に就任した人物」ということで話題になった。
忠雄・淑子夫妻は2女をもうけたが男子に恵まれなかったので、長女・寛子に婿養子・正男を迎えた。正男は慶應義塾大学経済学部卒業後麒麟麦酒に入社し、忠雄の死後岩崎弥之助家の当主となった。なお正男の兄は元三菱自動車工業社長・舘豊夫の姪と結婚した。