山田秀三
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山田 秀三(やまだ ひでぞう、1899年 - 1992年7月28日)はアイヌ語地名研究家である。北海道曹達株式会社の経営者でもあった。東北地方・北海道他、多数の地名を現地実証重視で研究した。
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[編集] 人物
戦前はエリート官僚として東条英機首相とも交友し、戦後はアイヌ語地名研究家として金田一京助、知里真志保、久保寺逸彦各氏と交友関係を持ち、知里真志保に「私の(アイヌ語研究の)弟子であり(現地調査の)師匠である」と言わしめた。
[編集] 略歴
- 1899年 東京に生まれる。
- 1941年 仙台鉱山監督局長。在任中に東北各地の地名に興味を持つ。
- 1945年 退官
- 1949年 北海道曹達株式会社 社長就任
- 以後 会長、相談役を歴任
[編集] 主な著作
- 『北海道の地名山田秀三著作集』 草風館 ISBN 4883231143 2000年4月
- 『アイヌ語地名の輪郭』 草風館 ISBN 4883230805 1995年9月
- 『アイヌ語地名の研究山田秀三著作集 1』 草風館 1982年12月 (新装版 ISBN 4883230821 1995年7月)
- 『アイヌ語地名の研究山田秀三著作集 2』 草風館 1983年3月 (新装版 ISBN 488323083X 1995年7月)
- 『アイヌ語地名の研究山田秀三著作集 3』 草風館 1983年2月 (新装版 ISBN 4883230848 1995年7月)
- 『アイヌ語地名の研究山田秀三著作集 4』 草風館 1983年6月 (新装版 ISBN 4883230856 1995年7月)
- 『東北・アイヌ語地名の研究』 草風館 ISBN 4883230635 1993年7月
- 『関東地名物語』 草風館 ISBN 4883230589 1990年6月 --谷(ヤ)谷戸(ヤト)谷津(ヤツ)谷地(ヤチ)の研究--
- 『アイヌ語地名を歩く』 北海道新聞社 ISBN 4893634658 1986年6月
- 『北海道の地名』 北海道新聞社 ISBN489363321X 1984年10月
- 『室蘭・登別のアイヌ語地名』知里真志保、山田秀三 共著 噴火湾社 1979年5月
- 『北方の古代文化』(古代史シリ-ズ) 新野直吉、山田秀三共著 毎日新聞社 ISBN 4620500062 1974年7月