尾添川

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尾添川
上流の尾添川（蛇谷川）
水系	一級水系手取川
種別	一級河川
延長	16.39 km
水源の標高	-- m
平均流量	-- m³/s
流域面積	3,270 km²
水源	妙法山
河口（合流先）	手取川
流域	石川県白山市

尾添川（おぞがわ）は、石川県白山市を流れる手取川水系の河川。岩底谷川との合流地点から手取川合流地点まで一級河川の指定区間となっている。

[編集] 地理

石川県白山市の南東部に源を発し北西に流れる。上流では「蛇谷川」と呼ばれる。白山国立公園の山間部を流れ、多くの谷を集めて白山市瀬戸付近で手取川に合流する。多くの滝があり、特に春の雪解け時には川が増水し見頃となる。川沿いに国道360号・白山スーパー林道が走っており、多くの観光客を集める。

[編集] 支流

枝谷川
オモ谷川
瓢箪谷川
- キリ谷
親谷川
岩底谷川
アカイチ谷川
シリタカ谷川（後高谷）
湯谷川
途中谷川
中ノ川
- ゾロ谷川
- 仙人谷川
- 地谷川
丸石谷川
- 小谷川
ハライ谷川
雄谷川
- ヒコ谷川
- 高尾谷川
- ヨキノエ谷川
- 清水谷川
- 水晶谷
  - シンノ又
- 目附谷川
  - ウサギ谷川
  - カマボコ谷川
  - 立屋谷川
  - 金山谷川
  - 三方谷川
  - コエ谷川
  - クラ谷川
  - 鴫谷川
  - 小又
- 荒谷川
- アカゴ谷川

[編集] 流域の滝

ふくべ大滝

姥ヶ滝

尾添川沿いから見える滝を上流より記載

ふくべ大滝（ふくべおおたき） - 瓢箪谷川水系の滝。落差86mで幅4m。滝壷が大きく、複数あるのが特徴。瓢箪滝とも呼ばれる。道路から間近に見ることができる（近くに駐車場有）。増水時には水飛沫が覆う。
姥ヶ滝（うばがたき） - 親谷川の滝。落差は76m、幅は40m。昔、年老いた老人が髪を梳いたことからつけられた。老人の髪のごとく筋が分かれた滝。石川県では唯一日本の滝百選に指定されている。道路の駐車場から急な道を20分ほど下ると間近に見られる。直接滝の水を浴びることも可能。滝のすぐそばに親谷の湯（どすのゆ）があり、源泉の温度は100度近い。
水法の滝（すいほうのたき） - 姥ヶ滝に対して別名尉滝とも呼ばれ男性的な姿の滝である。キリ谷水系で落差80m。夏は水が少ない。
小親谷の滝 - 小親谷水系の滝。遠くあまり見えないため見逃しやすい滝である。近くに大岩がある。
かもしか滝（かもしかたき） - 蛇谷川に架かる橋より見える。複数段に分かれていて、小さな滝が集まり形成している。五色滝とも呼ばれ、落差は40m。冬は大量の水が流れる。
岩底の滝（かまそこのたき） - 岩底谷川水系の滝。2段になっている。滝の上には直径2mの釜底淵という釜形の底無し淵があるのが特徴。更に樹齢500年と云われる欅が釜底淵の上にある。落差は15m、幅は4m。
赤石の滝（あかちのたき） - アカイチ谷川水系の滝。夏ではあまり良く見えないが冬の増水時には3本に分かれた滝がくっきりと見えるため「三味線滝」という別名を持つ。落差は30m。
後高の滝（しりたかのたき） - シリタカ谷川水系の滝。増水すると絹のような光沢を見せるが、夏場は水量が少ない。落差は約100mだが下段しか見えない。

[編集] 画像

ふくべ大滝の滝壷（2007年8月22日撮影）	かもしかの滝（2007年8月22日撮影）	岩底の滝（2007年8月22日撮影）	赤石の滝（2007年8月22日撮影）
後高の滝（2007年8月22日撮影）