察哈爾省
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察哈爾省 | |
略称:察 | |
省都 | 張垣市 |
面積 | 283,675km² |
人口 | 2,035,957人 |
行政区類別 | 省 |
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察哈爾省(チャハルしょう)は中国の旧行政区画。略称は察。モンゴル族の部族名チャハルに由来する。省都は張垣(張家口庁、現在の張家口市)。塞北四省の一つである。かつての主席は張自忠。
[編集] 行政と歴史
清朝の頃は省ではなく「張垣特区」として統治されていた。
民国二年(1913年)に察哈爾特別区に改められ、6つの旗と11の県(張北、多倫、沽源、商都、宝昌、康保、興和、陶林、集寧、豊鎮、涼城)があった。
1928年に省となり、興和、陶林、集寧、豊鎮、涼城が綏遠省に編入されたと同時に、河北省口北道宣化府から10県(宣化県、赤城県、万全県、懷来県、蔚県、陽原県、龍関県、延慶県、懷安県、涿鹿県)が編入された。
全ての旗はシリンゴル盟の管轄だった。
1937年から1945年までは日本の占領下でデムチュクドンロブの治める蒙古聯合自治政府の一部となった。これに対して察哈爾民衆抗日同盟軍が馮玉祥と吉鴻昌により張家口で1933年3月26日に組織された。
中華人民共和国成立後は行政区画の整理が行われ1952年に廃止、大部分が内モンゴル自治区、張家口などの一部が北京市と河北省に編入された。
[編集] 地理
万里の長城を境に察南と察北に分かれていた。察北砂漠はモンゴルに至る。
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