宇部日報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
宇部日報（うべにっぽう）は、株式会社宇部日報社が発行する新聞である。
目次 |
[編集] 新聞の概要
ウベニチ新聞社と宇部時報社の合併に伴い、2004年3月1日から発行されている。新聞社の本社の所在地である宇部市と山陽小野田市の山口県西部2市を中心とした地域情報を掲載する。
日曜祝日が休刊日となっている。ラテ欄は夕方6時～深夜までのテレビ番組表を最終面に、翌朝から翌夕までのTVと発行日の夕方のラジオ表を中面掲載している。
[編集] 新聞社の歴史
[編集] 宇部時報
- 1912年 当時の宇部村で紀藤閑之介が創刊。当初は月刊紙で、今日のフリーペーパーのように、購読料・送料などは全て無料（紀藤の個人負担）だった。
- 1914年 上郷与吉と脇順太が新聞発行に協力。9月、紀藤が社主、脇が社長となって法人を設立。有料紙となる。
- 1926年 7月1日付けを持って日刊紙に転向。
- 1932年 脇の死去に伴い、その夫人・タキが2代目社長に就任。新聞社としては珍しい女性社長だった
- 1941年 太平洋戦争に伴う新聞統廃合令で「関門日日」（後に「関門日報」「防長新聞」とも）に改名・統合される。
- 1945年 7月2日、宇部市での空襲で社屋が被害にあう。
- 1946年 2月、脇昂らによって宇部時報復刊。
- 1949年 株式会社化。
[編集] ウベニチ
- 1949年 宇部市で、宇部時報記者・編集局長の藤井清とその友人らが中心となって「日本一小さい日曜新聞」として「ウベニチ」が創刊された。タイトルは「宇部の日曜新聞」という意味から付けられた。当時は宇部時報を含めて、新聞社の発行拠点や大手新聞社の支社・通信部なども多かった。創刊からわずか2ヶ月で株式会社に。その後日刊化
- 1950年 小野田市と西岐波村床波（西岐波村は現在宇部市に編入）に支局を開設。この当時から地元でのイベントを積極的に開催し、地域に根ざした新聞社作りを実践。
- 1969年 「愛の小箱運動」と題したチャリティーキャンペーンを開始。
[編集] 宇部日報
- 2004年 3月1日、宇部時報社とウベニチ新聞社が合併し、宇部日報として再スタートを切る。
