大谷千正
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大谷 千正(おおたに せんしょう、1956年8月7日 -)は、日本の作曲家、音楽学者(ガブリエル・フォーレ研究家)。
パリのエコール・ノルマル(和声・対位法・フーガ・作曲)、ルエイユ国立音楽院(作曲科一等賞首席)を卒業。1980年にA. ジョリヴェ賞、フランス音楽著作権協会賞を受賞。1988年には、パリ=ソルボンヌ大学で博士号(音楽学)を取得。歌曲、ピアノ曲、室内楽作品のほか、管弦楽曲としては『Vl. Vc. Orc. のためのコンチェルト』、『カンタータ歎異抄』など。 また著書・訳書には、「ガブリエル・フォーレ 1845-1924」、「サン=サーンスとフォーレ 往復書簡集」、「サティとコクトー 理解の誤解」、「評伝フォーレ 明暗の響き」、「フォーレ 言葉では言い表し得ないもの…」(新評論)などがある。これまで立命館大学、相愛大学などで教鞭を執る。JASRAC、日本現代音楽協会、日本作曲家協議会、日本音楽学会、フランス・フォーレ協会等会員。浄土真宗本願寺派仏教音楽研究所常任研究員なども務める。作曲をトニー・オーバン、音楽学をセルジュ・ギュット各氏に師事。