声優グランプリ
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声優グランプリ(せいゆうグランプリ:通称声グラ)は主婦の友インフォス情報社(初期はオプトコミュニケーションズ)が編集し、主婦の友社が発行している、毎月10日発売(原則)の声優情報雑誌(月刊誌)。1994年創刊。
「第三次声優ブーム」と称されていた頃の1994年11月30日に季刊誌として発行。その後、隔月化を経て現在に至る。創刊時より一貫して、声優をグラビアで見せるというコンセプトがある。
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[編集] 概要
[編集] 特徴
- 「声優を写真で見せる」というコンセプトは、巻末グラビア「LOVE MEGANE」に表れている。
- ちなみに浅野真澄の回では、本人にとっても初となるリムジン内での撮影が行なわれ、その事はA&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜でも触れられた。
- 2007年3月号では、井ノ上奈々が声優誌では珍しいブルマ姿で登場、ここにも前述のコンセプトが見える。また、2007年4月号では、酒井香奈子が水着で登場。ロケ中心の写真撮影だった創刊当時の流れを汲んでいる。
- ただ、「故郷に錦を飾る」シリーズや「華麗なる転身に学ぶ!脱サラ声優白書」、「神谷浩史、ただいま戻りました!」など、声優のバックボーン(生まれ故郷など)に踏み込んだ企画もある。コスプレ色を押し出したグラビア「LOVE MEGANE」を中心に据えつつも、正統派を意識しているものといえる。
- ロゴ変更以前は、月号の表記の下に「なりたい人、ファンの人、み~んなまとめて声優マガジン」というキャッチフレーズがあった。現在でも、スクール・養成所特集などがあり「声優になりたい人のための雑誌」という側面を持つ。
- 現在の表紙ロゴは、2006年5月号より「声グラ」の表記となった。
- Vol.1の表紙は國府田マリ子と井上喜久子。
- 2004年10月発売号までの表紙登場ランキングは、1位 國府田マリ子(11回)、2位 飯塚雅弓(10回)、3位 桑島法子(7回)、4位 野川さくら(5回)、同4位 堀江由衣(5回)。
- 10周年当時行なわれた「直筆サイン色紙プレゼント」には上記5人ともラインナップに加わっていた(総人数185名)。
- ここ数年は、水樹奈々、田村ゆかり及び平野綾の表紙登場回数が多いことから、上述のランキングは多少変わっているものと思われる。
- 表紙に登場するのはほとんどが女性声優である。男性声優の表紙初登場は、Vol.21(1999年1月発売)。ただしその後も割合として女性声優の登場の方が圧倒的に多い。ちなみに初めて男性声優のみが表紙を飾ったのは、2001年10月号のWeiβ。
- ラジオ番組やテレビ番組には、編集長や副編集長が度々出演している。2007年7月16日放送の東京マスメディア会議(フジテレビ系)では、“ブレてない”マイナー誌群の一員として副編集長が出演。井ノ上奈々とともに、声優が体操着で本誌に登場したバレンタイン企画の背景を語り、“ネット界騒然の”当たり企画として紹介されていた。功罪はあるが、いわゆるアイドル声優の存在を支えている月刊誌である。
- 創刊より一貫して、声優のプロフィール欄には、月日の表記はあるが生まれ年の表記はない(例外として、「~の20歳記念」というような企画はある)。
- ファッションや家事育児実用を中心とした「主婦の友社」雑誌ラインアップの中では異色の存在。
- なお、略称には「月刊声優グランプリ」や「月刊声グラ」がある。
- 1995年に姉妹誌としてアニメ・ゲーム・声優関連のラジオ番組を中心としたアニラジグランプリが隔月刊で刊行された。現在は声優グランプリの月刊化で統合されている。
- 女子プロレスを扱った雑誌『女子プロレスグランプリ』(1993年12月 創刊、ソニー・マガジンズ)にタイトル及びロゴ、紙面構成などがあまりにも似ていたことから一部で話題となった。また、同誌で「とっておきのご本」のタイトルで皮肉を込めた紹介記事が掲載された。
[編集] 主な連載中の企画
[編集] LOVE MEGANE
2006年5月号より開始された、メガネがモチーフの連載グラビア。回(FILE)ごとに声優が変わる(基本的に男女交互)、メガネコスプレ集と言える。
- FILE.1 田中理恵 「‐」‐
- FILE.2 谷山紀章 「」サラリーマンの休日
- FILE.3 新谷良子 「‐」‐
- FILE.4 吉野裕行 「‐」学ランと教室
- FILE.5 小清水亜美 「‐」浴衣、神社、夏祭り
- FILE.6 速水奨、福山潤 「‐」医者
- FILE.7 浅野真澄 「お嬢様になった日……」生粋のお嬢様
- FILE.8 小西克幸 「ESCAPE from... メガネだけが知る真実」廃屋に潜む逃亡者
- FILE.9 清水愛 「‐」軍人
- FILE.10 諏訪部順一 「noblesse oblige…紳士のたしなみ」乗馬する英国紳士
- FILE.11 平野綾 「The littlewitch wears glasses」フェアリーテイル
- FILE.12 津田健次郎 「‐」壊れたサラリーマン
- FILE.13 水樹奈々 「Destructive Impulse」看護婦
- FILE.14 小野大輔 「今日は1日中ずっと、君だけの僕。」休日に料理する男
- FILE.15 中原麻衣 「オードリー・ヘプバーン」アン王女
- FILE.16 森久保祥太郎 「大人の魅力に酔いしれて」それは人の心を酔わせる媚薬にも似て……
- FILE.17 後藤邑子 「アクセル全開! 飛ばせRED ZONE!!」
- FILE.18 高橋広樹 「闇夜で暗躍する怪盗紳士がひとりほくそえむ メガネの奥で光る瞳にあなたは何を盗まれた……?」
- FILE.19 白石涼子 「眠れない夜は、あなたを想って手紙を書くね♥」
- FILE.20 森川智之 「時にはハードボイルドに…… 刑事の眼差しは虚実を見抜く!」
- FILE.21 小林ゆう 「大好きなみんなにエールを送るよっ♥ だから、もうちょっとがんばって!」
- FILE.22 置鮎龍太郎 津田健次郎 木内秀信 「眼鏡の奥から未来を見据える“日本男児”ここにあり!」
[編集] 故郷に錦を飾る
故郷を訪れて、魅力のルーツを探ろうという企画。2回目以降は安直なキャッチコピーが付けられている。
- 第1弾(2007年5月号) 「母校を訪ねて、一路名古屋へGO!」神田朱未(愛知県)
- 第2弾(2007年6月号) 「新谷良子 in 金沢」(石川県)
- 第3弾(2007年7月号) 「羽多野渉 in 松本」(長野県)
- 第4弾(2007年8月号) 「井ノ上奈々 in 千葉」(千葉県)
- 第5弾(2007年9月号) 「中村悠一 香川 再発見の旅」(香川県)
- 第6弾(2007年10月号) 「岡本寛志 in 奈良」(奈良県)
- 第7弾(2007年11月号) 「小林沙苗 in 浜松」(静岡県)
- 第8弾(2007年12月号) 「水島大宙 in 藤沢」(神奈川県)
- 第9弾(2008年1月号) 「谷山紀章 in 山口」(山口県)
- 第10弾(2008年2月号) 「松来未祐 in 広島」(広島県)
[編集] マジトモ。
毎回、仲の良い声優ふたりが登場し、プライベートな本音などを語る声優界人物相関企画。
- 吉野裕行 保村真 (2007年7月号)
- 伊藤静 生天目仁美 (2007年8月号)
- 木内秀信 津田健次郎 (2007年9月号)
- 白石涼子 鹿野優以 (2007年10月号)
- 関智一 小西克幸 (2007年11月号)
- 牧野由依 井上麻里奈 (2007年12月号)
- 下野紘 高城元気 (2008年1月号)
- 小清水亜美 三瓶由布子 (2008年2月号)
- 田村ゆかり 堀江由衣 (2008年3月号)
[編集] その他
- 「グランプリコラム」 (田中理恵、小野大輔、新谷良子、小清水亜美、後藤邑子、宮野真守、井上麻里奈、小林ゆう、笠原弘子、高橋美佳子)
- 「中原麻衣のダーツでポン! hyper」(中原麻衣)
- 「奈々が行く!!」(水樹奈々)
- 「黒うさぎの観察日記」(田村ゆかり)
[編集] 類似雑誌
[編集] 関連項目
- 声優ブーム
- 第三次声優ブーム
- 声優養成所
- アニラジ
- アニソン歌手
- ジャーナリズム
- アニメ
- 企画・プロデュース・出資
- アニメ作品
- アニメ雑誌
- 作品登場人物と年齢の考察
- アダルトチルドレン
- コスプレ
- サブカルチャー
- 声優初挑戦