ソニー・マガジンズ
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ソニー・マガジンズ(Sony Magazines)は日本の出版社。ソニーグループのソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)傘下。
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[編集] 概要
1974年、CBSソニーレコード傘下で音楽出版や出版事業を行うエイプリルミュージックが設立された。その後、雑誌・書籍出版部門が分離独立し、1979年「CBSソニー出版」設立。設立当初は「セオリーZ」や「見えない洪水 ケースD」などの一般書籍も出していたが、主力は「ギターブックGB」(初代編集長・塚本忠夫はヤマハ出身)という月刊音楽雑誌だった。
当時の音楽雑誌は紙は悪く、グラビアページもモノクロ、というのが一般的だったが、「ギターブックGB」はカラーグラビアに多くの写真、フォークギター講座を企画し、更に付録として歌本をつけた。
ちょうどその頃にニューミュージックブームが起き、テレビには出ない彼らの言動や姿を見るために人気が出て、長いあいだ音楽雑誌の中ではナンバーワンの部数を売り上げた。現在、ミュージシャンのことを「アーティスト」と呼ぶことが一般的だが、このような使い方は「ギターブックGB」が起源となっている。
やがて、チェッカーズがデビュー。アイドルっぽいチェッカーズは「GB」では編集長・塚本の意向で取り扱わなかった。当時、GB副編集長だった吾郷輝樹はこれに反発して創刊したのが「PatiPati」である(タイトルは拍手の音から)。
「PatiPati」は判型を大きくし、カラーグラビアを増やしたところ大きな評判を呼ぶことになる。この後、CBSソニー出版の2本柱として競争していくことになる。 「PatiPati」からは「PatiPati Rock'n Roll」や「PatiPati読本」のような兄弟誌が生まれた。
1987年にはF1のCX系列(FNS)での全戦中継が始まったことや鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリが始まったことに伴い、F1専門誌「F1グランプリ特集」(現・「GRAND PRIX SPECIAL」)を発刊。
1991年にソニーがCBSレコーズを買収したことに伴い、社名を「ソニー・マガジンズ」に変更。
1990年初頭にはバンドブームに乗って大きく業績を上げたので、一般雑誌にも進出しようと発刊したのが「卑弥呼JAPON」であったが失敗。コミック部門に進出して「きみとぼく」を創刊、1994年にゲーム専門誌「HYPERプレイステーション」を創刊したものの、バンドブームも収束して主力の音楽雑誌の部数が低迷し、業績は悪化した。
その後、書籍部門を強化して、「ブリジット・ジョーンズの日記」や「Itと呼ばれた子」などのヒットを出している。
2001年にコミック事業から撤退、コンテンツは幻冬舎傘下の幻冬舎コミックスに引き継がれた。2003年にはかつての看板雑誌である「Gb」(ギターブックGB→GB→Gbとタイトルが変わる)が休刊した。
2006年8月、書籍の編集部門をウィーヴに売却。これに伴い、ソニー・マガジンズ本体で編集するのは雑誌やアーティスト書籍のみとなり、その一方でウィーヴが新規に設立した株式会社ヴィレッジブックス編集の書籍についてソニー・マガジンズが営業機能を請け負う、という業務体制となる。
2008年4月、ヴィレッジブックスが自前の営業部を新設し完全独立。このため、ソニー・マガジンズ新書を創刊するなどして、ソニー・マガジンズ本体での一般書編集が再開している。
[編集] 発行雑誌
- WHAT's IN? (ワッツ・イン)
- PATi PATi
- GRAND PRIX SPECIAL(旧・F1グランプリ特集)
- Lingkaran
- デジモノ×ステーション
- ALOHAEXPRESS
- GBEV
- REBOOT
[編集] 過去に発行されていた雑誌
- AX
- きみとぼく
- 女子プロレスグランプリ
- Gb
- BREaTH
- uv
- Footival
- GiRLPOP
- HYPERプレイステーション2
- bean's
- CarStage
- F1WEEK
- RACING HEROES