堅パン
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堅パン(かたぱん)は、菓子の一種。外見は乾パンに似ているが、乾パンと比べ非常に堅いのが特徴。
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[編集] くろがね堅パン
福岡県北九州市の名産品。福岡県北九州市八幡東区の株式会社スピナ(2005年まで新日本製鐵の子会社だった)で製造されている。
[編集] 歴史
大正末期、官営八幡製鐵所の職員の体力消耗が激しく、一般のパンでは栄養が足りないためカロリー補給食として開発された。当初は製鐵関係の店で売られているだけであったが、後に一般販売されるようになり、子供の顎の発育に良いという意見もあって、北九州市の名物となった。
[編集] 販売箇所
現在では主にスピナが経営する「スピナマート」各店、福岡県内(主に北九州市)のキヨスク・am/pmなどで販売されている。小倉駅の新幹線コンコースのキヨスク等では御土産用に箱入りにしてあるものもある。 また山口県光市にもかつてスピナがあった関係で(現在は「ステンレス光」になっている)、市内のスーパーマーケットなどで販売されている。
[編集] 特徴
ミルク・砂糖で甘みが付いている。最近は胚芽入り・ほうれん草味・イチゴ味・ココア味のものも発売されている。消化が良いことで健康食とされている。堅い食品であるため、歯の弱いお年寄りなどは牛乳などの飲み物でやわらかくして食べるよう包装に但し書きがされている。
乾パンと同じく、保存性に優れているため、災害時の食料に使用される場合もある。
[編集] 軍隊堅パン
福井県鯖江市の名産品。鯖江市のヨーロッパンキムラヤで製造されている。
[編集] 歴史
第二次世界大戦中、鯖江市に本拠の有った陸軍三十六連隊において保存食として作られていた堅パンの製法を受け継いだもの。
[編集] その他
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- スピナ(くろがね堅パン)
- ヨーロッパンキムラヤ(軍隊堅パン)