堀川駅 (愛知県)
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堀川駅 | |
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御園橋上より見た堀川駅跡(2007年5月) |
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ほりかわ | |
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所属事業者 | ■名古屋鉄道 |
所属路線 | 瀬戸線 |
キロ程 | 0.0km(堀川起点) |
所在地 | 名古屋市中区 |
駅構造 | 地上駅(堀割構造) |
ホーム | 相対式 2面2線 |
開業年月日 | 1911年(明治44年)10月1日 |
廃止年月日 | 1976年(昭和51年)2月15日 |
備考 | 新線建設にともなう廃止。 |
堀川駅(ほりかわえき)は、かつて愛知県名古屋市中区にあった名古屋鉄道瀬戸線の起点であった駅である。名古屋城外堀の南西隅部、景雲橋公園の北側にあった。
目次 |
[編集] 廃止時の構造
駅は相対式ホーム2面2線で、南側ホームと一体化した木造駅舎が最後まで使用されていたが、北側ホームは末期には使用されなくなって線路もはずされ、1面1線となっていた。
[編集] 歴史
瀬戸線は、もともと瀬戸の陶磁器など貨物輸送をひとつの大きな目的として建設されたため、堀川の船による水運を活用し、瀬戸方面からの出荷や名古屋市街への荷揚げが可能となる、堀川に接するこの位置がターミナル駅とされた。
しかし、水運の衰退に伴い、駅は急速に寂れた。また、市電と並行している区間でもあったため、旅客輸送も伸びなかった。末期は大津町駅で特急などは折り返していたため、40分間隔でしか電車は来なかった。
その後、栄町駅まで瀬戸線を乗り入れさせることになり、その準備工事のため1976年に堀川~土居下間(厳密には休止中の東大手駅まで)が廃線となり、堀川駅も廃駅となった。
[編集] 現況
現在は鉄道施設は貨物扱い用のホームの基礎部分らしきもの以外はすべて撤去され、砂利敷きの駐車場になっている。
[編集] 隣の駅
- 名古屋鉄道(名鉄)
- 瀬戸線
- 堀川駅 - 本町駅
名鉄瀬戸線 |
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(*は廃駅)栄町 - 東大手 - 清水 - *師範下 - 尼ヶ坂 - *社宮祠 - *坂下 - 森下 - *駅前 - 大曽根 - 矢田 - *守山口 - *木ヶ崎 - 守山自衛隊前 - 瓢箪山 - *笠寺道 - 小幡 - *小幡原 - 喜多山 - 大森・金城学院前 - *霞ヶ丘 - 印場 - 旭前 - *聾石 - 尾張旭 - *平池 - 三郷 - *根ノ鼻 - 水野 - 新瀬戸 - 瀬戸市役所前 - 尾張瀬戸 (廃線区間(*は廃線以前に廃止))堀川 - 本町 - 大津町 - *久屋 - (東大手) - 土居下 - 清水 |