埼玉県道2号さいたま春日部線
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埼玉県道2号さいたま春日部線(さいたまけんどう2ごうさいたまかすかべせん)は、埼玉県さいたま市西区の国道16号から、さいたま市大宮区、見沼区、岩槻区を経て春日部市の国道4号に至る県道(主要地方道)である。通称旧16号、岩槻新道と呼ばれる。
春日部市粕壁一丁目から同市小渕(国道16号交点)にかけて、約1.3キロメートルの支線が供用されている。
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[編集] 概要
かつては全線が国道16号に指定されていたため、旧16号とも呼ばれる。国道16号のバイパス(西大宮、新大宮、東大宮、岩槻春日部の各バイパス)が完成すると、並行する区間は順次県道に降格した。
東日本旅客鉄道の大宮駅の北でJR線を越える陸橋「大栄橋」は、ほぼ毎日渋滞する埼玉県内きっての渋滞ポイントの一つである。
東武鉄道春日部駅そばの東武伊勢崎線・野田線と交差する伊勢崎線第124号踏切は、埼玉県内でもワーストクラスの「開かずの踏切」となっている。
[編集] 通過市町村
[編集] 接続する路線
- 国道16号(西大宮バイパス、さいたま市西区・宝来インターチェンジ)
- 埼玉県道57号さいたま鴻巣線(さいたま市西区・指扇駅入口交差点)
- 埼玉県道165号大谷本郷さいたま線(埼玉県さいたま市西区・三橋交番前)
- 国道17号新大宮バイパス(さいたま市西区・三橋町交差点)
- 国道17号(さいたま市大宮区・桜木町交差点)
- 埼玉県道90号大宮停車場線、埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線(旧中山道、さいたま市大宮区・大栄橋交差点)
- 埼玉県道35号川口上尾線(産業道路、さいたま市大宮区・堀の内交差点)
- 埼玉県道1号さいたま川口線・埼玉県道5号さいたま菖蒲線(第二産業道路、さいたま市見沼区・大和田交差点)
- 埼玉県道105号さいたま鳩ヶ谷線・埼玉県道322号東門前蓮田線(さいたま市見沼区・七里駅入口交差点)
- 埼玉県道65号さいたま幸手線(さいたま市見沼区 ※同市岩槻区まで重複)
- 国道16号(東大宮バイパス・岩槻春日部バイパス、宮ヶ谷塔交差点、さいたま市見沼区)
- 国道122号(蓮田岩槻バイパス、さいたま市岩槻区加倉 ※現道は同区本町まで重複)
- 国道16号(岩槻春日部バイパス、南中曽根交差点、春日部市)
- 埼玉県道85号春日部久喜線(春日部市)
- 埼玉県道10号春日部松伏線(春日部市)
- 国道4号(日光街道、春日部市)
[編集] 重複区間
- 埼玉県道65号さいたま幸手線(さいたま市見沼区宮ヶ谷塔 宮ヶ谷塔西交差点~さいたま市岩槻区本町 渋江交差点)
- 国道122号(さいたま市岩槻区加倉 加倉北交差点~さいたま市岩槻区本町 本町交差点)
[編集] 歴史
1920年(大正9年)4月1日
- 埼玉県告示第103号により、下記のように県道認定される。
1955年(昭和30年)5月24日
1955年(昭和30年)10月18日
- 大宮市(現在のさいたま市西区)大字西遊馬から岩槻市大字加倉まで13.948キロメートルが二級国道129号 東京環状線に指定される(埼玉県告示第720号)
1958年(昭和33年)5月30日
- 春日部市大字粕壁地内1.050キロメートルが二級国道129号 東京環状線に指定される(埼玉県告示第379号)
1961年(昭和36年)8月15日
- 大宮市錦町~宮町間に大栄橋が完成、大宮駅構内第一川越踏切道が廃止される(埼玉県告示第487、490号)
1963年(昭和38年)4月1日
- 大宮市大字西遊馬から春日部市大字粕壁までの全線が一級国道16号に指定される(埼玉県告示第592号)
- 二級国道122号 日光東京線が指定される。大宮・岩槻市内の3.162キロメートルが一級国道16号と重複する(埼玉県告示第595号)
1964年(昭和39年)
- 大宮市大字宮ヶ谷塔から春日部市大字小淵まで、一級国道16号岩槻春日部バイパス工事に着手
1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正によって一級・二級の区別が廃止され一般国道16号となる
1967年(昭和42年)
- 一般国道16号岩槻春日部バイパス工事完成、全線4車線供用開始
- (時期不明)岩槻市から春日部市大字粕壁までの旧道部分が国道の指定を解かれ、県道45号 春日部岩槻線に指定される
1971年(昭和46年)
- 一般国道16号東大宮バイパス工事に着手
1973年(昭和48年)
- 一般国道16号西大宮バイパス工事に着手
1981年(昭和56年)
- 一般国道16号東大宮バイパス工事完成、全線4車線供用開始
- (時期不明)大宮市高鼻町から同市大字東門前までの国道指定が解かれ、県道21号 大宮岩槻線に指定される
1982年(昭和57年)5月24日
- 大宮市三橋五丁目から同市高鼻町までの国道指定が解かれ(埼玉県告示第853号)、県道21号 大宮岩槻線に指定される
1986年(昭和61年)8月12日
- 一般国道122号の経路指定変更に伴い、大宮市大字東門前から岩槻市大字加倉までの国道指定が解かれ(埼玉県告示第1193号)、県道21号 大宮岩槻線に指定される
1994年(平成6年)4月1日
- 主要地方道の追加指定に伴う路線の整理により、県道21号 大宮岩槻線、県道45号 春日部岩槻線が廃止され、主要地方道として県道2号 大宮春日部線が認定される(埼玉県告示第519、527号)
1998年(平成10年)
- 一般国道16号西大宮バイパス工事完成、全線4車線供用開始
- (時期不明)大宮市大字西遊馬から同市三橋五丁目までの国道指定が解かれ、県道2号 大宮春日部線に指定される
2001年(平成13年)
- 浦和、大宮、与野の3市が合併し、さいたま市発足。県道2号はさいたま春日部線に改称
[編集] 沿道の主な施設など
- 西遊馬団地(西区)
- 埼玉県立大宮武蔵野高等学校
- 指扇駅
- さいたま市立土屋中学校
- 三橋総合公園
- 大平公園
- さいたま市立三橋中学校
- さいたま市立三橋小学校
- 大宮ソニックシティ
- 大宮駅
- JR東日本大宮工場
- さいたま市立大宮北小学校
- さいたま市大宮市立博物館
- さいたま市立大宮東小学校
- 大宮第2公園(大和田公園)
- さいたま市消防局見沼消防署蓮沼出張所
- 埼玉県警察大宮東警察署
- 岩槻駅
- さいたま市立岩槻図書館
- さいたま市岩槻区役所
- 岩槻城址公園
- さいたま市立岩槻小学校
- さいたま市ふれあいプラザいわつき
- さいたま市東岩槻市民の窓口
- さいたま市立岩槻東部図書館
- 春日部厚生療養病院
- 豊春駅
- 春日部市立豊春小学校
- 春日部市中央公民館
- 埼玉県立春日部高等学校
- 春日部市立八木崎小学校
- 八木崎駅
- 春日部八幡神社
- 春日部市立病院付属看護学校
- 春日部駅
- 春日部市立春日部中学校 2006年度で埼玉県内の公立中学校の生徒数と教員数は一番多い。
- 埼玉県立春日部養護学校
- 旧倉松公園(春日部市)
- さいたま東部市場