埼玉県立大宮高等学校

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埼玉県立大宮高等学校（さいたまけんりつおおみやこうとうがっこう）は、埼玉県さいたま市大宮区に位置する高等学校である。県内の共学（併学）の公立高校では県内一の進学実績を持つ。全日制の課程に普通科、理数科を設置している。通称、おおこう（大高）。2005年度から5年間理数系教育重点校として、SSHスーパーサイエンスハイスクールの認定校となっている。

目次 1 沿革 1.1 経緯 1.2 年表 1.2.1 女子部 1.2.2 男子部 1.2.3 統合以降 1.3 その他 2 教育組織 3 学校行事 4 生徒会活動・部活動など 5 特色 6 進学 7 出身有名人 8 関連項目 9 外部リンク 10 脚注

[編集] 沿革

[編集] 経緯

1927年に財団法人成均学園高等女学校として設立された埼玉県大宮女子高等学校と、1929年に大宮農園学校として設立された埼玉県大宮第一高等学校が、1951年統合されて、埼玉県の運営する学校となり、現在に至っている。

[編集] 年表

[編集] 女子部

• 1927年 財団法人成均学園高等女学校設立
• 1934年 埼玉県大宮高等女学校となる。

  その後、学制改革および設置者の変更により埼玉県大宮女子高等学校となる。

[編集] 男子部

• 1929年 大宮農園学校設立
• 1942年 財団法人大宮実科工業学校設立

  この間、設置者の変更による校名変更がある。（詳細不明）

• 1949年 埼玉県大宮第一高等学校に校名変更

[編集] 統合以降

• 1951年 埼玉県大宮女子高等学校と埼玉県大宮第一高等学校を統合し、埼玉県立大宮高等学校と校名変更
• 1991年 理数科を設置する。
• 2006年 土曜授業（隔週）開始。
• 2007年 夏季休業削減。初の夏期勉強合宿(2年)と冬期勉強合宿(1年)を実施。

[編集] その他

• 1991年に理数科が設置されてからより進学校としての方向性が明確となる。近年では現役での早稲田大学合格者が100人を突破しており、平成18年度は最も早稲田大学の合格者が多かった（現役114名・浪人25名）。
• 2006年より、以前は男子：行田～西遊馬公園（さいたま市西区）間約33km・女子：鴻巣～西遊馬公園間約23kmであった強歩大会のコースが、男女とも西遊馬公園をスタート・ゴールとして男子：23.2km・女子：13.6kmに短縮された。
• 2007年、ミスターチルドレン結成15周年の5月10日発売のアルバムB-SIDE等に収録されている『ひびき』のPVに、大宮高校が使われている。
• 2007年（平成19年度）より、前校長の方針によって夏季休業日数が1週間程削減された。

[編集] 教育組織

次の教育組織がある。

• 全日制の課程
  • 普通科
  • 理数科

• 高連研

高等学校連合研究会（高連研）の埼玉県本部事務局が設置されている。このため本校は大規模高校や、定時制併置高校でないが、教頭職が2名置かれている。

[編集] 学校行事

• オリエンテーションキャンプ
• 文化祭（大高祭）
• 体育祭
• 修学旅行
• 強歩大会（西遊馬公園(さいたま市西区)をスタート・ゴールとして男子：約23.2km・女子：約13.6km）
• 球技大会（前期と後期に実施）

[編集] 生徒会活動・部活動など

• 運動部
  • 野球部
  • 卓球部
  • 男子ソフトテニス部
  • 女子ソフトテニス部
  • 男子硬式テニス部
  • 女子硬式テニス部
  • 男子バレーボール部
  • 女子バレーボール部
  • 男子バスケットボール部
  • 女子バスケットボール部
  • 男子ハンドボール部
  • 女子ハンドボール部
  • 男子バドミントン部
  • 女子バドミントン部
  • サッカー部
  • ラグビー部
  • 水泳部
  • ボート部
  • ダンス部
  • 陸上競技部
  • 柔道部
  • 剣道部
  • 弓道部
  • 山岳部
  • 空手道部
• 文化部
  • 文学部
  • 生物部
  • 物理部
  • 化学研究部
  • 美術部
  • 音楽部
  • 英語部
  • 新聞部
  • 演劇部
  • 家庭科部
  • 神学部
  • 茶道部
  • 華道部
  • 筝曲部
  • 写真部
  • 吹奏楽部
  • ギター部
  • 落語研究部
  • 書道部
  • 天文研究部
  • フォーク部
  • 棋道部
  • 漫画研究部

• 野球部は甲子園に過去、春夏合計で7回出場し夏にベスト4になったことがある。ボート部や棋道部が全国大会に出場している。
• 文学部と漫画研究部は連携した活動を行っている。

[編集] 特色

• 自由・自主創造の校風である。ただし、県立浦和西高校などと比べると制服着用が基本となっている。
• 沿革に由来する特色として男女別学（併学）が挙げられる。男子だけのクラス（通称：男クラ）、女子だけのクラス（女クラ）、男女共学のクラス（共クラ）の3種類のクラスが1つの学年に混在している。学年が上がる度に科目・進路選択等の利便性も考慮して共クラが増えることが多い。各学年に1クラスずつ置かれる理数科は、いずれも男女共学クラスである。
• 校章には「やまぼうし」をデザインしたもの（男子の襟章）と「なでしこ」をデザインしたもの（女子の襟章）の2種類がある。女子の校章を象ったブローチは生徒が着ける校章としては日本で一番大きいものだったが、重くて不便等の生徒の要望があったため、廃止された。
• 大高体操というものがあり、体育の授業や、体育祭等の準備運動として行われる。近年になって体操の一部を廃止した。ただし、指導用のプリント内にその名残がみられる。
• 2006年度より各教室にクーラーが整備された。
• 1980年から1990年代前半にかけては、当時の人気校の県立浦和西高校などとともに進学実績や偏差値で県内の共学校のトップを競っていた。
• 近年では、さいたま新都心駅の開業により電車での通学が便利になった面や、入試で埼玉県有数の高倍率となった面等、県内の注目を集めることが増えている。
• 2007年昨年2月の入試（後期募集）では、それまで県内トップを維持していた県立浦和高校の合格者平均点（179.5点）をやぶり、わずか0.5点の差ではあるが県内トップ（180.0点）となった。また、科別に比較しても、普通科179.6点・理数科186.3点といずれも浦和高校を上回った。^[1]

[編集] 進学

• 県内でも有数の進学校である国立大学には毎年100人以上が合格している。なお、東大、東工大などの最難関大学への進学実績は理数科の生徒によるものが多い生徒の現役での大学進学志向が非常に強いことも特徴であり、毎年7割以上の生徒が現役で大学に進学する。

[編集] 出身有名人

• 福永信彦　元衆議院議員（自由民主党）、父は第63代衆議院議長を務めた福永健司
• 中村太郎　元慶應義塾大学野球部主将　　大学4年時、主将を務め、慶應大学をリーグ優勝に導いた。首位打者・ベストナイン、4番で当時はプロ入りも有力視されていた。
• 新井良夫 元プロ野球選手（投手） 阪急ブレーブス・阪神タイガース所属

[編集] 関連項目

• 埼玉県高等学校一覧

[編集] 外部リンク

• 埼玉県立大宮高等学校
• 漫文.com
• ギター部外部サイト
• サッカー部外部サイト

[編集] 脚注