土湯温泉
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土湯温泉(つちゆおんせん)は、福島県福島市(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)土湯温泉町にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
[編集] 温泉街
荒川沿いに19軒の大小の旅館ホテルが並ぶ。昔からの歴史ある温泉街で、古くから湯治場として知られている。最近は、近代的施設(旅館・ホテル)も建てられ、近在のみならず仙台や関東圏からの利用者も多い。JR福島駅・東北自動車道からのアクセスも良い立地である。春は、温泉街近郊の仁田沼周辺には、水芭蕉やカタクリの花が咲く。
町内には足湯が4箇所存在する。全て無料で利用できる。
共同浴場は2軒存在する。中の湯・こけし湯(サンスカイつちゆ)
土湯は鳴子温泉、遠刈田温泉、温湯温泉などとともにこけしで有名な温泉地でもあり、土産物としても売られている。土湯見聞録館 こけしの展示館などが存在する。
[編集] 歴史
開湯伝説では、オオムナチノミコト(大穴貴命)が荒川のほとりで地面を鉾で突いて発見したとされる。鉾で突いたことから「突き湯」となり、それが転じで「土湯」となったという。
また、用明2年に聖徳太子の使者、秦河勝(はたのかわかつ)がこの地で湯治を行ったという伝説も残る。
吾妻鏡にも土湯の記載がある。
平成11年4月20日、高湯温泉とともに国民保養温泉地に指定。
荒川大橋傍の足湯「かじかの湯」は2005年7月9日にオープンした。