国道313号
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一般国道 | |
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国道313号 | |
陸上距離 | 171.5 km |
海上距離 | 指定なし |
制定年 | 1970年 |
起点 | 広島県福山市 |
主な 経由都市 |
井原市、高梁市、真庭市 |
終点 | 鳥取県東伯郡北栄町 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道2号 国道182号(314号重複。山陽自動車道連絡) 国道486号 国道180号・国道484号 中国自動車道 国道181号 国道482号 国道9号 |
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国道313号(こくどう313ごう)は、広島県福山市から、岡山県を経由して鳥取県東伯郡北栄町に至る一般国道である。沿線は観光地が多いためロマンチック街道313と呼ばれ観光振興策も盛んである。
目次 |
[編集] 概要
- 陸上距離:171.5km
- 起点:広島県福山市(三吉町・府中分かれ交差点 = 国道2号交点)
- 終点:鳥取県東伯郡北栄町(国道9号交点)
- 主な経由地:井原市・高梁市・倉吉市
- 指定区間:なし
- 路線愛称:ロマンチック街道313
- 路線呼称:サンイチサン
[編集] 歴史
[編集] 沿線の主な観光地
- 鞆の浦(瀬戸内海国立公園・国名勝)
- 備後福山城(西国鎮衛の名城・国史跡)
- 菅茶山旧宅ならびに廉塾(国特別史跡)
- 華鴒大塚美術館
- 井原市立田中美術館
- 井原堤(約2kmに及ぶソメイヨシノの桜堤)
- 経ヶ丸グリーンパーク
- 天神峡(岡山県指定名勝)
- 弥高山
- 磐窟渓・磐窟洞
- 川上ふれあい漫画美術館
- 成羽町美術館
- 備中松山城(国史跡・日本一の山城)
- 井倉洞(大鍾乳洞・岡山県天然記念物)
- 神庭の滝(日本の滝百選)
- 醍醐桜(後醍醐天皇ゆかりの見事な桜)
- 勝山の町並み・お雛まつり・だんじり祭り
- 湯原温泉(露天風呂の西の横綱・河原の露天風呂“砂湯”)
- 足温泉
- 真賀温泉
- 津黒高原
- 蒜山・蒜山高原(日本有数の大高原地帯)
- 伯耆大山(中国地方一の高峰・大山隠岐国立公園)
- 関金温泉
- 三朝温泉(世界一のラジウム温泉)
- 三徳山投入堂(国宝の密教寺院)
- 倉吉の町並み
[編集] 通過市町村
[編集] 主な接続路線
- 国道2号(福山市)
- 国道182号、国道314号、国道486号(福山市)
- 国道486号(井原市)
- 国道180号、国道484号(高梁市)
- 中国自動車道(真庭市)
- 国道181号(真庭市)
- 国道482号(真庭市)
- 国道9号(北栄町)
[編集] バイパス(平面道路)
- 神辺バイパス(広島県~岡山県・用地買収、建設中)
- 高屋バイパス(岡山県)
- 北房バイパス(岡山県・事業中)
- 垂水バイパス(岡山県・一部供用)
- 禾津 - 下湯原バイパス(岡山県)
- 湯本バイパス(岡山県)
- 熊居バイパス(岡山県)
[編集] バイパス(地域高規格道路)
[編集] 通称
- 府中線
- 福山市の中心部で呼ばれる通称。国道2号(府中分かれ交差点)から福山市横尾町(鶴ヶ橋南交差点)までを指す。なお、この区間はかつて国道182号と重複していた。通称の由来は、それ以前、府中市に通じる県道であったことや、現在でも府中方面行きのバス路線となっていることから。
- 昭和通り
- 井原市の中心部で呼ばれる通称。井原市井原町の町内区間を指し、途中には小田川を跨ぐ「昭和橋」がある。なお、通称の由来は、井原市が都市計画道路「昭和通り線」(井原市幹線市道昭和通り線)として整備したことから。
- 大通り(高梁大通り)
- 高梁市の中心部で呼ばれる通称。国道180号と重複する区間を指す。
- バイパス
- 犬挟峠道路区間の呼称。
[編集] 並行する旧街道
福山市中心部~同市横尾町
- 府中道藪路
福山市中心部~同市神辺町
- 神辺街道
福山市横尾町~井原市井原町
- 近世山陽道(山陽道)
福山市神辺町大字下御領~井原市井原町
- 古代山陽道
井原市井原町~同市芳井町吉井
- 東城往来雲州街道
井原市芳井町吉井~高梁市
- 成羽往来(笠岡往来とも言う)
高梁市~真庭市
- 落合往来
真庭市
- 大山道
真庭市~倉吉市
- 作州街道
[編集] 道の駅
[編集] 幻の国道313号構想
現在の国道313号は、広島県福山市の国道2号を起点に北上し、福山市横尾町より旧山陽道(近世山陽道)に沿って岡山県井原市に入る。そして、井原市の中心部より旧東城往来(雲州街道)に沿う形で、井原市芳井町に向かい、旧東城往来(雲州街道)と別れ、高梁市を目指すが、国道313号が国道に昇格される以前、国道のルート設定の段階以前において、現在のこのルートとは別のルートを国道として整備する構想が浮上していた。 井原市の中心部を通さず、旧東城往来(雲州街道)と並行させないで、福山市と高梁市を短絡で結ぶというもので、福山市から一気に高梁市を目指すルート(旧中条道を踏襲)と、県境の井原市高屋町(現在の広島県道・岡山県道103号七曲井原線)から高梁市を目指すルートの二つが候補になっていて、いずれのルートも井原市芳井町で現在の国道313号と接続されることになっていた。 しかし、このルート構想を実現させるためには、長大なトンネルの建設を必要とし、大規模事業になることと、井原市中心部が国道のルートから外れ、当時の旧井原市にとっては国道の恩恵が受けられないことで反対があり、現在のルートとなった。 旧山陽道(古代~近世山陽道)が通りながら、国道2号のルートから外れてしまった井原市にとって、国道は市の発展に欠かせないものであると考えたのであろう。