国本武春
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国本 武春(くにもと たけはる、1960年11月1日 - )は日本の浪曲師である。千葉県香取郡下総町(現・成田市)出身。父は故天中軒龍月、母は国本晴美(共に浪曲師)。社団法人浪曲親友協会、落語芸術協会には加入していない。
三味線にギターのフレーズを取り入れた独自の奏法を開発し、従来型の浪曲にとどまらずロック、R&B、ブルーグラス等様々な音楽ジャンルを取り入れて活動。テレビドラマ、バラエティ番組、アニメ番組出演など幅広く活躍。
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[編集] 経歴
- 1981年 東家幸楽に入門、国本武春を名乗り浪曲師となる。
- 1995年12月 平成7年度文化庁芸術祭賞演芸部門新人賞、並びに第12回浅草芸能大賞新人賞を受賞。
- 1999年4月 NHK演芸バラエティ番組『笑いがいちばん』の主題歌を担当(出演もした)。
- 1999年6月 国立劇場主催「平成10年度花形演芸大賞」大賞受賞。「佐倉義民伝〜甚平の渡し」
- 2000年3月 平成11年度(第50回)芸術選奨文部大臣新人賞(大衆芸能部門)受賞。
- 2002年山村浩二が手かげた古典落語の名作頭山をアニメ化で語り手をした。
- 2002年6月 国立劇場主催「平成13年度花形演芸大賞」大賞受賞(「松山鏡」)。
- 2003年9月12日〜 文化庁による第一回文化交流使として米国テネシー州イーストテネシー州立大学で1年間に渡り活動。ブルーグラス・バンド"国本武春&ザ・ラストフロンティア(KUNIMOTO TAKEHARU & The Last Frontier)"を結成。
- 2004年7月 ブルーグラス・バンド"国本武春&ザ・ラストフロンティア(KUNIMOTO TAKEHARU & The Last Frontier)"としてアルバム“アパラチアン三味線”を米国でリリース。
- 2004年11月 「どかーん!武春劇場 in PARCO Vol.1」と題し、東京・渋谷のパルコ劇場で三味線“弾き語り” ライヴ・エンターテイメントを開催。
- 2005年5月 国本武春・アパラチア三味線2005 国内ツアースタート
- 2005年6月 「どかーん!武春劇場 in PARCO Vol.2」と題し、東京・渋谷のパルコ劇場で国本武春 with ザ・ラストフロンティアで公演。
- 2006年2月 「どかーん!武春劇場 in PARCO Vol.3」と題し、東京・渋谷のパルコ劇場で公演。
- 2007年7月 「どかーん!武春劇場 Vol.4 〜日本浪曲史と気さくな黒船〜」と題し、国本武春 with ザ・ラストフロンティアで東京・福岡など全国5箇所で公演。
[編集] 出演
[編集] ドラマ
- びいどろで候〜長崎屋夢日記(浪花屋三味三)
- 元禄繚乱(宝井其角)
- 五瓣の椿(岸沢蝶太夫)
[編集] バラエティ
- ぐっさん家〜THE GOODSUN HOUSE〜(東海テレビ)(ナレーション)
- ポンキッキーズ(フジテレビ系)
- 笑いがいちばん(NHK総合)
- 英語でしゃべらナイト(NHK総合)
[編集] テレビアニメ
[編集] 映画
- ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(お茶の間パパ)
- 頭山(語り手)
[編集] 舞台
- 劇団岸野組 お涼・平六捕物絵巻
- 狸
- ワハハ本舗 お笑い!神風特攻隊
- 劇団岸野組 お涼・平六捕物絵巻
- ラッパ屋 阿呆浪士
- オッペケペー
- 音楽劇、ザ・忠臣蔵
- 太平洋序曲
- サクラ大戦歌謡ショウ(東中軒雲国斉)
[編集] CD
[編集] アルバム
- 福助
- グレートヒット
- フォーライフ
- 国本づくし
- ザ・忠臣蔵 殿中、刃傷~田村邸の別れ
- 大忠臣蔵
- アジアの祈り
- 国本
- 武春
- ミラクル忠臣蔵
- 巌流島うた絵巻
- 国本武春 古典浪曲傑作撰
- ※以下はThe Last Frontierとの共作。
- アパラチアン三味線
- ETSU Bluegrass Celebration
- Sushi & Gravy
[編集] シングル
- 無礼者 ’91
- 浪曲惑星
- 間違えないでおくんなさい
- 『ポンキッキーズ』(フジテレビ系)メロディ
- たいたいづくし/元気を出して節
- 『クマのプー太郎』(フジテレビ系)テーマ曲
- ろうきょく さるかに
- 雑誌『よいこのポピー』2002年1月号付録