原田ウイルス
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原田ウイルス(はらだ - )は主にファイル共有ソフトであるWinnyやShare等を媒介として感染するコンピュータウイルスである。ファイル共有ソフト以外のアップローダなどでも確認されている。ウイルスファイルを実行したときに原田と名乗る人物画像が表示されるウイルスを総称して、原田ウイルスと言われている。そのため、亜種は100種類を超えると言われており、ウイルスの挙動は一つではないため、駆除方法も一つではない。
原田ウイルスは専用のソフトウェアを使って容易に作ることができるため、初心者でも簡単に作ることができる(もちろん、ウイルスの制作・配布は逮捕される可能性がある)。作者が判明し京都府警により2008年1月24日に逮捕され、京都地裁は2008年5月16日に懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の有罪判決を言い渡した。
原田ウイルスが登場以前に蔓延していた山田ウイルスの亜種なのではないかという噂があったが、実際は山田ウイルスとは全く別物といえる。
原田ウイルスMk-IIは原田ウイルスの中で後継亜種といわれているものである。2007年2月頃に出現が確認され、2007年3月29日現在でも、対応していないアンチウイルスソフトは多い。
2008年1月末にウイルスの作成者は逮捕され、翌月起訴されている。適用罪名はウイルスにアニメ画像を使用したことによる著作権法違反罪と大学院の同級生の写真・個人情報を使用したことによる名誉毀損罪。
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[編集] 症状
以下の症状は代表的な症状である
[編集] 原田ウイルス
原田ウイルスに感染すると原田と名乗る男性が画面に登場し、同時にダウンフォルダ内部のaviファイルが全削除されたり(最近ではavi以外の拡張子も削除対象となる)、デスクトップ画面をキャプチャしてメール転送されるなどが報告されている。 ただこれ以外にもwebサーバを立ててハードディスク内を外部から覗かれたりと山田ウイルスと同様の動きが見られるという噂もあるが実際にはこちらはまだ確認されていない。
[編集] 原田ウイルスMk-II
原田ウイルスを実行すると、原田と名乗る人物画像が表示され、ファイルを原田画像(jpg)に置き換え、Program Filesフォルダのファイルを削除する。そのため、原田ウイルスを実行してしまったときは、出来る限り素早くパソコンの電源を落とすことで被害を最小限に抑えることができる。BURSTフォルダを作り、そのフォルダの中にインターネットから不正ファイルをダウンロードする。また、ウイルス本体は、実行されるとHARADAMk-Ⅱ.SCRにリネームされる。そのためHARADAMk-Ⅱ.SCRを実行すると原田ウイルスに再感染する羽目になる。Winny.iniを改変されるという事例も紹介されている。 さらに、system volume informationにも寄生するため、その部分からも原田ウイルスを駆除する必要がある。
[編集] 原田動画(原田ファイルともいう)
実際にavi拡張子で上記男性が数秒出てくる動画(複数のバージョンが存在する。変声器を通したような声で「眠れ悪魔どもよ」というものもある。)もあるがこれについての被害は無い模様。 この動画バージョンはドッキリ系・精神的ブラクラの類であり、ウイルスとは関係ない。最近では機動戦士ガンダム00の予告動画のパロディも出現し、「破壊による感染が始まる」「コスモ・カイザー砲」などといったキーワードも見受けられる。
[編集] 名称の由来
原田ウイルスの名前の由来は起動時に原田と名乗る男性の画像が表示されるということからこの名が付いた。この人物は原田ウイルスの作者の知人であり、無断で画像を使用されていた。