南山国際中学校・高等学校
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南山国際高等学校・中学校(なんざんこくさいこうとうがっこう・ちゅうがっこう)は、学校法人南山学園が運営する愛知県豊田市に所在する中高一貫のカトリック系私立共学校。
帰国子女や外国籍の生徒に限定されていることから英語教育に力を入れている。
目次 |
沿革
教育方針/特徴
モットー
『Hominis Dignitati/人間の尊厳のために』
建学の精神
『地の塩、世の光たれ』
キリスト教精神による教育
この世界の一切が、神の愛である創造の業により無から呼び出されたものであり、従って我々人間もその愛に対して謙虚であるべきと説く、キリスト教世界観と人間観を基礎におく教育を実施している。ある程度の成長をし自分で物事を処理出来るようになると、人間はその主体性を傲慢な在り方に位置付けがちであるが、この世界観はそうした傲慢さに反省を促す。神は何の前提与件も無い「無からの創造」によって、我々を含むこの世界を支えるが、人間は決して「無からの創造」は為し得ない。人間の為し得ることは、神が存在を与えたものを前提にした「製作」に過ぎないのである。こうした教えによって、傲慢さを拭い去り、謙虚に神の愛の結果である世界に対する態度を育むのである。 同時に、人間は「神の似姿」であるとされるキリスト教人間観では、神の世界創造に類比して「価値創造」を為す者として、人間の世界の諸存在に対する責任が問われる。南山の教育において最も大切にしているものが、この点である。
英語教育/国際的視野の育成
南山国際高等学校・中学校では外国人教員による英語の授業がある。授業中には外国人教員による外国の文化の解説などもあり、国際的視野の育成にも役立っている。また、帰国子女の英語レベルの保持・促進にもなっている。教科書はPROGRESS IN ENGLISH 21(中高一貫校での使用を前提に作られた、国内有数のハイレベルな教科書)を使用している。レベルによるクラス編成をしているためか、教科書はクラスによって異なる。
制服
制服はなく、標準服と呼ばれる物がある。花井幸子のデザインで、女子部、男子部との区別のために国際部時代に作られた。夏服と冬服がある。現在は生徒たちの中で“ファッション”として親しまれている。
施設
南山国際中・高等学校舎
鉄骨コンクリート3階建ての校舎が国道419号沿い(愛知県豊田市八ッ口洞)に所在している。
団地に隣接しており、開校当初は団地の住人と生徒との間でトラブルが頻発していた。ただ、苦情を受けた学校もそれにしっかりと対応し、現在は落ち着いている。
グラウンド
校舎よりも道路側にある。体育の授業とサッカー部が使用。
小島講堂
小島講堂の名前の由来は小島プレス株式会社の小島会長の寄付から建てられたことから由来している。
敷地内に所在する。約800人収容の大講堂では入学式・卒業式等の式典はもちろん、文化祭や合唱コンクールなどの行事にも使用される。また、豊田市ジュニア・オーケストラも使用している。音楽演奏用に作られているため、壁・椅子・扉等にも工夫を入れている。
プール
25m×8レーンの競技用プール。体育館内にある。水深も1.45mと他の学校のプールと比べてやや深め。 女子は5月から7月、 男子は9月から11月にかけて水泳の授業がある。 暖房機が壊れている事がしばしばあるため、水泳の授業の日には体操服ももっていなければならない。
アリーナ(体育館)
プールと同時に作られた。教室で授業中のクラスには音を漏らさないよう配慮されており、バスケットボール&バレーボール 用フロアや卓球場、柔道場はもちろん、シャワー室も体育館内に作られている。地上二階建て。
テニスコート
4面ある。主にテニス部、体育の授業が使用する。オムニコートで、部活では男子が2面、女子が2面使用している。
卒業生
- 杉浦友紀 - 日本放送協会アナウンサー。元ミス上智。
- HOME MADE 家族 ミクロ
姉妹校
それぞれ、姉妹校ではあるが交流が少ない。
アクセス
- 名鉄豊田線浄水駅出口よりスクールバス20分程度
- 愛知環状鉄道線新豊田駅出口(新豊田ビル側)よりスクールバス30分程度
- 愛知環状鉄道線保見駅からスクールバス20分程度
- 名古屋市営地下鉄東山線本郷駅からスクールバス45分程度(一般客の利用には片道600円が必要)