南イタリア
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南イタリアはイタリアを南北の二つで分けた場合の南側と、北部、中部、南部の三つで分けた場合の南部の二つの意味で用いられるが、主に後者の場合が多い。
日本語では厳密に南イタリアに含まれる州が決まっているわけではないが、大抵はイタリアでの区分を踏襲していて、三つで分けた場合カンパニア州、アブルッツォ州、モリーゼ州、プッリャ州、バジリカータ州、カラブリア州、シチリア州の旧両シチリア王国領を指す。 これらの地域は、北イタリアに比較すると比較的長く一つの国であったために共通の特徴を持っている。特に外国人支配の中央集権的な社会が長かったために政府に対抗するための勢力をもつ事になり、その一部がマフィア(カモッラ、ンドランゲタ)として残る事になった。
イタリアを南北二つで分ける場合は分け方に幅がある。 また、上記の州にラツィオ州やサルデーニャ州を入れることもある。