北部方面航空隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北部方面航空隊 | |
---|---|
創設 | 1954年(昭和29年)7月1日 |
国籍 | 日本 |
所属 | 陸上自衛隊 |
規模 | 隊 |
兵種 | 航空科 |
人員 | |
所在地 | 北海道、札幌市 |
編成地 | 丘珠 |
愛称 | |
上級部隊 | 北部方面隊 |
担当地域 | 北海道 |
主な戦歴 |
北部方面航空隊(ほくぶほうめんこうくうたい、JGSDF Northern Army Aviation Group)は、北海道札幌市の丘珠駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊北部方面隊直轄の航空科部隊。対戦車ヘリコプターによる戦闘及び方面隷下の各部隊に対する航空偵察・空中機動・航空輸送・指揮連絡等を主任務とする。主力は丘珠駐屯地に、第1対戦車ヘリコプター隊は帯広駐屯地にそれぞれ駐屯している。飛行場運用を担当する管制気象隊のみ管内各飛行場単位で配置されている。
目次 |
[編集] 沿革
|
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 丘珠駐屯地にて「北部方面航空隊」が編成。
- 1962年(昭和37年)11月18日 - 旭川駐屯地の第2管区第2航空隊、帯広駐屯地の第5管区第5航空隊、丘珠駐屯地の第7管区第7航空隊を隷下に編入し、第2・第5・第7飛行隊に改編。北千歳駐屯地にて第11飛行隊、丘珠駐屯地にて北部方面飛行隊を新編。
- 1968年(昭和43年)3月1日 - 北部方面ヘリコプター隊を新編。
- 1986年(昭和61年)3月25日 - 帯広駐屯地にて第1対戦車ヘリコプター隊を新編。
- 1994年(平成6年)3月28日 - 第2飛行隊が第2師団の隷下に、第5飛行隊が第5師団の隷下に、第7飛行隊が第7師団の隷下に、第11飛行隊が第11師団の隷下に編入。北部方面飛行隊を北部方面航空隊本部付隊に改編。
[編集] 部隊編成
特記無いものは丘珠駐屯地に所在している。
- 北部方面航空隊本部付隊
- 第1対戦車ヘリコプター隊(帯広駐屯地)
- 本部付隊
- 第1飛行隊
- 第2飛行隊
- 北部方面ヘリコプター隊
- 本部付隊
- 第1飛行隊
- 第2飛行隊
- 北部方面管制気象隊
- 基地隊
- 第1派遣隊(旭川駐屯地)
- 第2派遣隊(帯広駐屯地)
- 北部方面航空野整備隊
- 整備隊
- 補給隊
[編集] 航空隊長
- 隊長は丘珠駐屯地司令を兼務している
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
大上正美 | 退職 | ||||
山根峯治 | 防大14期 | ||||
熊谷佐 | |||||
富本啓一 | 防大16期 | 福岡地方連絡部長 | |||
26 | 岩崎修治 | 2000.6.30 - 2002.12.1 | 防大14期 | 健軍駐屯地業務隊長 | 航空学校霞ヶ浦分校長 |
27 | 加藤哲司 | 2002.12.2 - 2004.12.1 | 防大15期 | 航空学校霞ヶ浦分校長 | 退職 |
28 | 星一男 | 2004.12.1 - 2007.7.2 | 防大20期 | 航空学校霞ヶ浦分校長 | 統合幕僚学校教育課長 |
29 | 岸谷清満 | 2007.7.3 - | 防大24期 | 陸上幕僚監部航空機課長 |
[編集] 主要装備
- LR-2
- OH-1
- OH-6D
- UH-1J/H
- AH-1S コブラ
- 73式小型トラック
- 73式中型トラック
- 73式大型トラック
- 3トン半水タンク車
- 3トン半燃料タンク車
- 10000リットル燃料タンク車
- 着陸誘導装置 JTPN-P20
- 気象測定装置 JMMQ-M5
- 航法援助装置 JMRM-A2
- スリングネット
- スリングベルト
- 野外支援車
- 野外炊具
- 1トン半救急車
- 64式7.62mm小銃
- 9mm拳銃
- 12.7mm重機関銃M2