北見神威岬
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北見神威岬(きたみかむいみさき)は北海道枝幸郡浜頓別町と枝幸町にまたがリ、オホーツク海に突き出す岬である。北オホーツク道立自然公園内、北海道の浜頓別町と枝幸町との境界線上に位置する。
断崖の中腹に縞模様の灯台があり、岬より少し南下した枝幸町側には北見神威岬公園があって岬の全容が見渡せる。冬期には流氷が接岸する。周辺は高山植物が豊富であり数十種が群生している。
海岸沿いに走る国道238号は、1999年までは海に突き出した岬にそって敷設されていたが、同年に完成した北オホーツクトンネルが岬の下を貫通し、所要時間が短縮された。国道238号の旧道は展望周遊路となっている。
1985年までは、岬を通る山道斜内山道(しゃないさんどう)を、国鉄興浜北線が通っていたが、これは特定地方交通線に指定され廃止された。
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[編集] 名称の由来
神威(かむい)は、アイヌ語のカムイ(kamuy [1])で、神、または神のような崇高な存在、の意。積丹半島には同じ名の神威岬があり、そちらと峻別するために、旧国名である北見を冠した。
[編集] 北見神威岬灯台
データ
- 所在地 北海道枝幸郡枝幸町
- 番号 0427 [F6895]
- 位置 北緯 45度03分32秒 東経 142度30分05秒
- 構造 塔形 コンクリート造 白地に黒横帯2本塗り
- 灯質 単閃白光、15秒毎に1閃光
- 光度 420000カンデラ
- 光達距離 19.0海里
- 灯塔高 18.0m
- 標高 49m(平均海面より灯火まで)
- 建造 1962年(昭和37)12月
[編集] 交通アクセス
- バス:宗谷バス(浜頓別ターミナル-枝幸ターミナル間)
- 自動車:浜頓別より国道238号を南東へ約20km。
[編集] 周辺観光
- 北見神威岬公園
- ウスタイベ千畳岩
- ウスタイベ千畳岩キャンプ場
- 三笠山展望閣