北桑田郡
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北桑田郡(きたくわだぐん)は、京都府にあった郡。人口5,233人、面積340.47km²。(2005年)
消滅直前となる2005年12月31日の時点で、以下の1町を含んでいた。
- 美山町(みやまちょう)
2006年1月1日、美山町が船井郡園部町・八木町・日吉町と合併し、南丹市となったため消滅した。
[編集] 沿革
- 1879年3月14日 - 郡区町村編制法制定に伴い、京都府桑田郡を北桑田郡と南桑田郡に分割した事で発足。(85村)
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、郡内に周山村・弓削村・山国村・細野村・黒田村・宇津村・神吉村・平屋村・宮島村・大野村・知井村・鶴ヶ岡村の12村が置かれる。(12村)
- 1943年4月1日 - 周山村が町制施行し周山町となる。(1町11村)
- 1955年3月1日 - 周山町・弓削村・山国村・細野村・黒田村・宇津村が合併し、京北町が発足。(1町6村)
- 1955年4月1日‐平屋村・宮島村・大野村・知井村・鶴ヶ岡村が合併し、美山町が発足。*神吉村が船井郡八木町に編入。(2町)
- 1957年4月1日 - 京北町の大字広河原が京都市左京区に編入。
- 2005年4月1日 - 京北町が京都市右京区に編入。(1町)
- 2006年1月1日 - 美山町が船井郡園部町・八木町・日吉町と合併し、南丹市が発足、郡より離脱。同日北桑田郡消滅。
[編集] 出身著名人
- 岩井文助、岩井商店(現双日)創業者。
- 磯部清吉、元衆議院議員。元首相犬養毅と懇意であった。京都帝国大学卒。
- 伊藤盛夫、丸山ワクチンで治療する診療所を運営した医学博士。人生を過疎の診療に賭けた。京都大学大学院卒。
- 中田慶雄、日本国際貿易促進協会理事長。中国人民大学卒。
- 田中恒久、元農林中央金庫副理事長。京都大学卒。
- 稲波輯、元国民生活金融公庫東京支店長。立命館大学卒。
- 草木陽一、元西日本旅客鉄道事業本部長。大阪ターミナルビル顧問。大阪市立大学卒。