加賀三湖
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加賀三湖(かがさんこ)とは、石川県南部の小松市、加賀市に点在する三つの潟湖、今江潟、木場潟、柴山潟の総称である。今江潟の全面と柴山潟の約6割は1952年から1969年にかけて干拓され、主に農地として利用されている。
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[編集] 今江潟
小松市に存在した。かつては大和蜆の産地であったが、前述の通り干拓された。 北には小松空港があり、西には加賀国守護の富樫氏が築いたとされる 今江城(御幸城)の址がある。
[編集] 木場潟
小松市に存在する。唯一干拓されずに調整池として残された。面積114ha、水深2m、湖周6.4km カヌー競技の世界大会も行われる。また、周囲は公園が整備され菖蒲園 では6月頃には花菖蒲祭りが行われる。
[編集] 柴山潟
加賀市に存在する。承応年間に潟の中から温泉が湧き出しているのが発見され 埋め立てが試みられたが果たせず明治時代になり、ようやく端の方から埋め立てられ 片山津温泉として利用された。今江潟と同時期に北半分が干拓された。