出会い喫茶
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出会い喫茶(であいきっさ)とは男性と女性に会話の場を提供する会員制の店である。 テレクラや出会い系サイトとは異なり、男性と女性が直接顔を合わせて会話をするのが大きな特徴である。
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[編集] 概説
- 出会い喫茶の中は男性席と女性席がマジックミラーなどの仕切りで分離されていて店を介さずに女性会員と会話する事はできない。なお、出会い喫茶ではこの会話をトークと呼ぶことが一般的である。
- 男性会員は店を介して、来店している女性会員にトークを申し込むと店がトークスペースを準備する。
- 男性会員はそこで女性会員とトークを行い、女性会員の提示する外出条件と折り合えば、店から出て女性会員と一緒に遊ぶ事も可能である。
- 外出条件とは男性会員が外出後に女性会員へ支払う謝礼金である事がほとんどである。
- 遊びの内容は飲食、カラオケのようなものから割切りと呼ばれる援助交際など多岐にわたる。
- 店の利益は、男性会員が入会時に支払う入会費、入店ごとに支払う入店費、および女性会員を同伴して外出する際に支払う外出費による。
- 女性会員が費用を負担するケースは稀である。男性に同伴して外出するごとに女性会員へ謝礼金を支払う店もあり、バイト気分で外出と入店を繰り返す女性会員もいる。
[編集] 歴史
2000年頃に関西で始まったという説が有力である。出会い喫茶という名称以外に出会いカフェ、トークカフェなど様々な名称があったが、2006年3月にTV番組「給与明細」で取材/放送されてから出会い喫茶という名称が優勢となった。
[編集] 法律上の位置付け
- 出会い喫茶は新しい業態なので、2007年3月時点で風適法適用対象となっていない。
東京都デートクラブ営業等の規制に関する条例の適用については、なお議論の余地がある。
[編集] 出会い喫茶をテーマとした作品
[編集] 出会い喫茶に関連した事件
- 「地下鉄に出会い系喫茶の広告、名古屋市が撤去」朝日新聞 2006年4月4日
- 「小学校教諭が昏睡SEX強盗…20歳女子大生に薬物使用か」サンケイスポーツ 2007年4月26日
- 「女性に乱暴で看護師逮捕」日刊スポーツ 2007年5月30日
- 「児童買春で小学校教頭逮捕」北海道新聞 2007年10月1日
[編集] 問題点
- 18才未満の女性を入店させている出会い喫茶では児童買春の温床になっているという問題点が指摘されている。中日新聞 2007年3月23日
- 割切りと呼ばれる援助交際の温床になっているという問題点が指摘されている。
- 悪徳商法等勧誘の温床になっていることも指摘されている。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- SPA! 2006年11月21日号