八丁堀の七人
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八丁堀の七人(はっちょうぼりのしちにん)とは、テレビ朝日系で放送された、片岡鶴太郎・村上弘明主演の時代劇テレビドラマである。テレビ朝日・東映の共同制作により第7シリーズまで制作された。
[編集] 概要
毎回のストーリー展開としては殺人事件が起きて、主役の七人が捜査していく上でそこに絡む人間模様を描き、最後は殺人犯を捕縛するというもの。仏田も青山も悪人を殺さずに捕らえる事を目的としているが、悪人が何か、善良に生きようとする(した)町人の誰にも言えない過去をばらそうとする時は口封じのために殺す事もあったりと、捕物劇というよりはサスペンスドラマ色の濃い時代劇であった。
第1(2000年)、第2(2001年)シリーズは、木曜日の19:00-19:55の「テレビ朝日木曜時代劇」内で、第3(2002年)から第7(2006年)シリーズまでの間は、月曜日の19:00-19:55の「月曜時代劇」内で、毎年1月から3月にかけて放送された。
タイトルに「七人」と付いているにもかかわらず、当初は毎回仏田と青山だけがメインを張るという矛盾が目立った。これは後のシリーズにて、磯貝ほか5人を中心にそえた話を作る事によって、解消される事にはなる。
[編集] キャスト
- 仏田八兵衛:片岡鶴太郎
- 北町奉行所定廻同心。別名「仏の八兵衛」と言われるほどお人よしで、他人に優しく自分には厳しい人柄からか人望も厚い。真面目な性格故に上に食って掛かることも多かったり、一時期滅茶苦茶な理由で内勤を命じられたこともあった。血の繋がっていない娘おやいを実の娘のように熱心に育てている。弥生とは喧嘩するほど仲が良いといった間柄だが、好きとはなかなか言い出せずにいる。
- 青山久蔵:村上弘明
- 北町奉行所与力。剣の腕も随一の上、常に一歩二歩先を見通しているかなりの切れ者の為に上役達に忌み嫌われている。無類の酒好きであるが、悪酔いして取り乱すことは決して無い。悪人は生かして捕らえる姿勢だが、刃向うヤツは斬るのが心情で部下の八兵衛とは捜査方法の違いなどでよく衝突するが、正義を貫く気持ちの強さは同じである為、部下の中でも一番信頼しており、仕事以外の場では上下関係無く友人としても接している。 そんな久蔵も父親としてはイマイチのところもあり、息子の市之丞には少々手を焼いている。
- 後家であり、最初は久蔵目的(恨み)で八兵衛と同じ屋根の下で暮らすことになったが、誤解が解けた後も同居が続いている美人女医で腕には定評があり、姐御肌な性格であることからも周囲から頼りにされている。八兵衛との不思議な関係をよく聞かれる度にはぐらかしているが、始めは八兵衛を避けていた弥生も今は好きだと言い出せずにいて周囲は歯痒い思いをしている。 おやいに対しては、時には友人、時には姉、そして母親という感じで接している。
- 八兵衛の娘であるが、しっかりもので母親のように接する事もある。思春期のため、八兵衛の事は少々重荷に感じているが、内心は本当に感謝していて弥生と早く一緒になって欲しいと願っている。
- お袖:竹本聡子(第5シリーズ-)