全国労働者共済生活協同組合連合会
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全国労働者共済生活協同組合連合会(ぜんこくろうどうしゃきょうさいせいかつきょうどうくみあいれんごうかい、通称「全労済」(ぜんろうさい))は、保障共済事業を行う生活協同組合の一つ。 労働組合の共済活動を全国レベルの組織として結成したのがはじまり。事業拡張するうえで、労働組合中心からさらに、地域社会の市民層をとりこむことで事業転換した。
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[編集] 沿革
- 1957年 火災共済事業を開始していた18都道府県の労働者共済生協が「全国労働者共済生活協同組合連合会(労済連)」(「全労済」の前身)を結成。
- 1958年 消費生活協同組合法上の法人として厚生大臣の認可を取得。
- 1976年 これまで県単位だった事業を統合し、略称を「労済連」から「全労済」に変更、現在の組織制度を確立。
- 1980年代、労働組合を中心とした共済事業を、地域社会にも拡張、いろいろな共済商品を提供。
[編集] 主な共済
- 団体生命共済(生命共済)
- こくみん共済(生命共済)
- マイカー共済(自動車共済)
- 自賠責共済
- 火災共済
- 自然災害保証付火災共済
- ねんきん共済
- 交通災害共済
- 新総合医療共済
- せいめい共済
[編集] イメージキャラクター
[編集] 再共済
損害保険会社に再保険会社があるように、全労済にも再共済団体が存在する。日本再共済生活協同組合連合会(再共済連)がその業務を行う。再共済連は全労済の再共済業務の他に、全労済以外の共済団体の再共済を行う。
[編集] 共済金の支払い漏れ
大手保険会社における保険金の大規模な支払い漏れの発生を受けて内部調査を行った結果、保険金に相当する共済金の支払い漏れが、自動車共済の特約部分を中心に2000年6月から2005年5月までに1221件、1億2132万円あったと発表した。