倫理研究所
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社団法人倫理研究所(りんりけんきゅうじょ)は、文部科学省生涯学習政策局が所管する民間の社会教育団体。創立は1945年(昭和20年)9月で、1948年(昭和23年)10月に社団法人設立。社会教育、研究、文化、出版等の事業を行なう。
[編集] 概要
『扶桑教 ひとのみち教団』に所属していた創始者・丸山敏雄は、天照大神や教育勅語の解釈をめぐり弾圧を受け、教団幹部として逮捕されるが、裁判の過程で教団のあり方に対して距離を置くようになっていった。1946年に倫理研究所の前身である『新世界文化研究所』を設立、特定の神をたてることが排他性につながるとして修養団体として出発、宗教色を薄めていったが、ひとのみち教団の影響を多く受け継いでいる。同じくひとのみち教団に所属し、倫理研究所の所員であった上廣哲彦が、倫理研究所より分派独立したのが「実践倫理宏正会」である。理事長は丸山敏秋氏。法人会員向けに冊子『職場の教養』を発行し、職場でこれを輪読する朝礼を奨励している。
[編集] 参考文献
- 弘文堂 「新宗教辞典」