信夫山

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信夫山
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標高	275 m
位置	北緯37度46分15秒 東経140度27分42秒
所在地	福島県福島市
表・話・編・歴

信夫山（しのぶやま）は福島県福島市の中心市街地北部にある山である。標高275m。

目次 1 概要 1.1 信夫三山 1.2 大わらじ奉納先 1.3 地下工場 1.4 となりのトトロ「さんぽ」のモデル 2 福島信夫テレビジョン中継放送所 2.1 地上アナログテレビジョン放送送信設備 3 関連項目 4 外部リンク

[編集] 概要

福島市街を一望でき、春には大勢の花見客で賑わう。福島市のシンボル的存在である。うつくしま百名山に選定されている。花見のにぎわいは花見山に負けつつあるが、花見山と違い園内で飲食が可能なため、福島市内では人気の名所。また、大円寺が管理する墓地でもあり、福島市内では大規模な墓所も兼ねている。そのほか、展望台や岩谷観音などがある。近隣の小学校では秋の遠足は6年間とも信夫山の所もあり、学年ごとに登山値があがる。大変市民に親しまれている山である。

古代には岑越（みねこし）山と呼ばれた。

[編集] 信夫三山

東から熊野山、羽黒山、羽山の三峰で構成され、これらを合わせて信夫三山と呼ばれることもある。それぞれの山の名前からもわかるように山岳信仰と密接に結びついており、熊野山には湯殿神社、羽黒山には羽黒神社、羽山には月山神社の出羽三山が勧請され祀られている。

国道13号の信夫山トンネル、東北新幹線の信夫山トンネルはともに羽山の下を貫いている。

[編集] 大わらじ奉納先

羽黒神社にそびえ立つ長さ12メートルの大わらじは毎年2月に行われる「信夫三山暁参り」で奉納される。毎年8月にも大わらじの奉納が行われ、昭和45年から夏祭り「福島わらじまつり」として市民の間に定着している。

[編集] 地下工場

第二次世界大戦末期、群馬県にあった中島飛行機武蔵野工場が福島に疎開し、信夫山西部に地下工場を建設した。1945年（昭和20年3月）より地下工場の建設と並行して航空機エンジンの生産を開始したが、わずか7台を生産しただけで敗戦を迎えた。計画では5,000坪におよび地下工場となるはずで、群馬県からは労働者として朝鮮人が多数連れてこられた。戦後、学生が坑道内に入って事故を起こすなどの問題があったため、現在は坑道入り口をコンクリートで封鎖している。

[編集] となりのトトロ「さんぽ」のモデル

スタジオジブリ「となりのトトロ」での主題曲"さんぽ"の作詞家、中川李枝子によると、小さい頃に友達と阿武隈川や信夫山で遊びまわっていた経験があり、その山を歩いたイメージで作ったと、語っている。

[編集] 福島信夫テレビジョン中継放送所

福島県内のテレビ局の親局は、福島・郡山両市をカバーするため、福島市南部の笹森山に設けられているが、福島市内の一部では受信しづらい地域があり、これを解消するため、アナログテレビジョン放送の中継局が置かれている。なお、地上デジタルテレビジョン放送については、現時点では中継局設置の予定は無い。

[編集] 地上アナログテレビジョン放送送信設備

放送局名	チャンネル	空中線電力	ERP	放送対象地域	放送区域内世帯数
TUFテレビユー福島	37	映像3W/ 音声750mW	映像9.5W/ 音声2.4W	福島県	約-世帯
FCT福島中央テレビ	39
FTV福島テレビ	41
NHK福島総合	43		映像8.5W/ 音声2.1W
NHK福島教育	45		映像8.7W/ 音声2.2W	全国放送
KFB福島放送	47		映像8.5W/ 音声2.1W	福島県

[編集] 関連項目

• 松川の戦い
• 福島市
• 笹森山
• 信夫郡

[編集] 外部リンク

• 国土地理院地図閲覧サービス・福島北部
• 信夫山ドットコム