交詢社
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交詢社(こうじゅんしゃ)は、1880年(明治13年)に福澤諭吉が提唱し結成された日本最初の実業家社交クラブ。名称は「知識ヲ交換シ世務ヲ諮詢スル」に由来する。慶應義塾出身者が中心であるが、一般の加入者もあった。現在は財団法人化されており、正式名称は財団法人交詢社。
[編集] 活動
自由民権運動が盛り上がった明治時代、憲法制定が課題になると、憲法案を発表した(交詢社憲法、私擬憲法の一つ)。また、第3次桂太郎内閣に対抗する護憲運動の拠点になったことでも知られる(大正政変)。
- 出版
- 「交詢雑誌」を刊行。(1880-1897年)
- 明治時代から「日本紳士録」を刊行。(1889年-2007年)
- 第80版にて休刊。
- 「日本会社録」を刊行している。(1960年-)
[編集] 建築
銀座6丁目にクラブの本拠として交詢ビルディングを所有しており、「交詢社通り」という地名にもなっている。関東大震災で被災した後、1929年(昭和4年)に建てられた歴史的建造物であったが、2004年に建て替えられた。新しいビルは地上10階で、バーニーズニューヨークなどがテナントに入っている。以前の建築の一部が保存されている。