九州産業交通ホールディングス
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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略称 | 九州産交HD、九州産交、産交 |
本社所在地 | 860-0805 熊本県熊本市桜町3-10 |
電話番号 | 096-325-1111 |
設立 | 1942年8月17日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | グループ会社の事業管理、支援、レストラン、売店事業他 |
代表者 | 矢田素史(代表取締役社長) |
資本金 | 1,065百万円 |
従業員数 | 262人 |
主要株主 | HIS-HS九州産交事業有限責任組合(16,816千株)他 |
主要子会社 | 関連会社の項目を参照 |
外部リンク | www.kyusanko.co.jp |
九州産業交通ホールディングス株式会社(きゅうしゅうさんぎょうこうつうほーるでぃんぐす、英文表記:Kyushu Sangyo Kotsu Holdings Co., Ltd.)は、熊本県にあるバス事業を中心とした企業を傘下に持つ持株会社である。
目次 |
[編集] 概要
エイチ・エス証券株式会社の子会社である株式会社エイチ・エスインベストメントを無限責任組合員とするHIS-HS九州産交投資事業有限責任組合が過半数の議決権を有する筆頭株主。
2006年4月1日に、熊本県最大のバス事業者である九州産業交通株式会社が持株会社へ移行し、今まで同社が直轄して路線バス・高速バス等を行ってきた事業を「九州産交バス株式会社」に、ロープウェー・旅行業・ホテル・全日空熊本地区総代理店などの事業を「九州産交ツーリズム株式会社」、熊本交通センター等を運営する事業を「九州産交ランドマーク株式会社」に、それぞれ会社分割(新設分割)にて承継した。
[編集] 沿革
- 1942年8月17日 - 九州産業交通株式会社設立。戦時体制に伴い、熊本県下のバス・トラック業者106社を統合したもの。
- 1951年10月 - タクシー事業を開始。
- 1958年4月 - 阿蘇山上でロープウェイ事業を開始。
- 1964年2月 - 貸切専業の大阿蘇観光バス株式会社を設立。
- 1964年10月 - 九州横断バスを運行する九州国際観光バス株式会社を設立。
- 1969年3月5日 - 株式会社熊本交通センター(熊本県内バス事業者等との共同出資・1964年4月設立)が営業開始。
- 1978年9月18日 - 貨物運輸事業を九州産交運輸株式会社として分離。
- 1979年10月 - 熊本市本山でホームセンター事業を開始。
- 1982年7月 - 阿蘇・草千里に阿蘇火山博物館を開設。
- 1984年9月 - 九州産交観光株式会社(1986年10月に産交観光バス株式会社に改称)を設立。バス事業の一部を承継。
- 1986年6月3日 - 株式会社ホームセンターサンコーを設立。同年10月にホームセンター事業を承継。
- 1986年10月 - 九州産交観光株式会社(1984年9月設立の会社とは別)を設立。貸切バス事業を承継。
- 1991年4月 - 熊北産交株式会社・熊南産交株式会社・天草産交株式会社の3社を設立しバス路線の一部を移管。
- 1991年12月12日 - 熊本~島原間のフェリー等を運航する熊本フェリー株式会社を設立(江崎汽船株式会社との共同出資)。
- 2000年3月1日 - 株式会社熊本交通センターを吸収合併。
- 2000年4月 ホームセンターサンコーの全株式をイエローハットに売却。
- 2003年8月27日 - 九州産業交通ほかグループ12社とみずほ銀行が連名で、産業再生機構に支援を申請。
- 2003年8月28日 - 産業再生機構が支援を決定。
- 2004年2月 - 九州産交運輸が100%減資を行い、九州産交グループから離れる(→オリックス系列のフットワークエクスプレス傘下に)。
- 2004年3月 - 天草国際ホテルと天草ドルフィンワールドを地元企業の天草石油に譲渡。
- 2005年4月 - グループ内の貸切バス事業会社を合併・統合。
- 2005年7月25日 - 産業再生機構が所有する九州産業交通の株式を、エイチ・アイ・エスに譲渡する。
- 2006年4月1日 - 九州産業交通が「九州産業交通ホールディングス株式会社」に商号変更して持株会社へ移行すると同時に、同社を分割して「九州産交バス株式会社」・「九州産交ツーリズム株式会社」・「九州産交ランドマーク株式会社」を設立。
[編集] 関連会社
(九州産交グループ)
[編集] 過去の関連会社
- 九州産交運輸(フットワークエクスプレス傘下へ)
- ホームセンターサンコー(イエローハット傘下を経て現在はダイキの傘下)
- 天草観光開発(下記の2事業を天草石油に譲渡し清算)
- 阿蘇観光ホテル(2000年2月に廃業)
- 産交タクシー(ミハナタクシー傘下へ)
- 産交ポニータクシー(肥後交通傘下へ)
- 産交エージェンシー(事業を熊本交通運輸の子会社に譲渡し清算)
- 阿蘇火山博物館(阿蘇製薬に譲渡)
- グアム産交(グアムのバス子会社)
- サイパン産交(サイパン島のバス子会社)