三高
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三高（さんこう、さんだか）とは、1980年代末のバブル全盛期の時代の日本に登場した流行語、俗語で、女性の主流層が結婚相手に求めていた条件のこと。[1]高学歴、高収入、高身長という3つの条件を指した。
長男ではない、という条件を加えて四高とすることもある。
三高という言葉は、バブル崩壊後の景気低迷をへて、しだいに過去のものとなった。心理学者の小倉千加子は、バブル期以降の日本では、女性が男性に求める条件が3Cに変化していると指摘している。21世紀に入ってからは、三低といったパロディも生まれた。 しかし、これらの身長や学歴と言った物指しだけで人間を測るような志向は虚栄心が強く、人間の本質を見ようとしていないということが、しばしば軽蔑的に語られる。その一方で、女性が結婚相手を条件で選ぶことに対しては「女性の権利」または「男性も同様ではないか」として当然視する者も、とくに女性には多い。また、「現在ではむしろ三高は当たり前の条件になっただけであって、女性の結婚観はバブル以降変化がない」との見方をする者も、ごく一部にいる。もちろんすべての女性が、結婚相手にこうした条件を求めている訳ではない。
明治時代には高志、高徳、高潔で三高と称した。
[編集] 脚注
- ^ 米川明彦編『日本俗語大辞典（第3版）』東京堂出版 2006年 258頁 ISBN 4490106386
