ヴォログダ
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ヴォログダ(Вологда, Vologda)はロシア連邦ヴォログダ州の州都。ヴォログダ川に臨む。モスクワから北に約500km。人口は292,800人(2002年)。
[編集] 歴史
1147年のノヴゴロド年代記にヴォログダへの最初の言及が見られる。14世紀末にはモスクワ大公国に帰属し、最北部の前哨地となる。15世紀末までにはヴォログダはロシア北方の中心的な都市となった。
イヴァン雷帝の命によって、1570年に当時のロシアでは最も大きな聖堂の一つ聖ソフィア大聖堂が完成した。以後、白海を経由したヨーロッパとの交易が盛んになるにつれて、ヴォログダは飛躍的な発展を遂げた。また、スホナ川やヴィチェグダ川を通じてのシベリアとの交易においてもヴォログダの果たした役割は大きい。