ヴィクトール・フランクル
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ヴィクトール・エミール・フランクル（Viktor Emil Frankl,1905年3月26日 - 1997年9月2日）は、オーストリアの精神科医、心理学者。著作多数。
目次 |
[編集] 年譜
1905年ウィーンに生まれる。ウィーン大学在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。ウィーン大学医学部精神科教授、ウィーン市立病院神経科部長を兼ね、「第三ウィーン学派」として、又独自の「実存分析」を唱え、ドイツ語圏では元々知られていた。フランクルの理論にはマックス・シェーラーの影響が濃く、マルティン・ハイデッガーの体系を汲む。第二次世界大戦中、ユダヤ人であるが為にナチスによって強制収容所に送られた。この体験を『夜と霧』に著した。極限的な体験を経て生き残った人であるが、ユーモアとウィットを愛する快活な人柄であった。よく誤解されるがフランクルのロゴセラピーは収容所体験を基に考え出されたものでは無い、収容される時点ですでにその理論はほぼ完成しており、はからずも収容所体験を経て理論の正当性を実証する事ができたと言えよう。1997年9月歿。
[編集] 関連用語
[編集] 関連書
- 山田邦男 『生きる意味への問い―V・E・フランクルをめぐって』 佼成出版社 1999年4月
[編集] 著作
- 『夜と霧』
- 『死と愛』
- 『時代精神の病理学』
- 『精神医学的人間像』
- 『識られざる神』
- 『神経症』
- 『フランクル回想録―20世紀を生きて 』
- 『それでも人生にイエスと言う』ISBN 4393363604
- 『宿命を超えて、自己を越えて』ISBN 4393364163
- 『「生きる意味」を求めて』ISBN 4393364198
- 『制約されざる人間』 ISBN 439336418X
- 『意味への意思』ISBN 4393364201
- 『意味による癒し ロゴセラピー』ISBN 4393364694
- 『苦悩する人間』 ISBN 4393364732
