レオン・ブランシュヴィック
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レオン・ブランシュヴィック(Leon Brunschvicg, 1869年11月10日 -1944年2月2日)は、ユダヤ系のフランスの合理主義的な数理哲学者。
ブランシュヴィックはメイエルソンとともに20世紀フランス科学哲学の起源で、新カント派のナトルプの科学的認識論に影響を受けた。 ジャンケレヴィッチの師であり、バシュラール、カヴァイエス、 メルロ・ポンティ、カンギレムなどに強い影響力を持つ。
パスカル全集のブランシュヴィック版は彼の編集によるもの。
ポール・ニザンに「ソルボンヌの番犬」と呼ばれた。
[編集] 著作
- Spinoza (1894)
- 『スピノザ』
- Les etapes de la philosophie mathematique (1912)
- 『数理哲学の諸段階』
- L'Experience humaine et la causalite physique (1922)
- 『人間的経験と物理的因果性』
- Le progres de la conscience dans la philosophie occedentale(1927)
- 『西洋哲学における意識の進歩』
- Les ages de l'intelligence (1934)
- 『知性の各時代』
- Descartes et Pascal : Lecteurs de Montaigne (1942)
- 『デカルトとパスカル──モンテーニュの読者』