レイ、グッドマン&ブラウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レイ、グッドマン&ブラウン(Ray, Goodman & Brown)は、アメリカのリズム・アンド・ブルース男性ボーカルグループ。1979年にザ・モーメンツ(The Moments)から改名した。スイート・ソウルを代表するグループの一つで、美しいファルセットコーラスで有名。
目次 |
[編集] キャリア
1960年代にワシントンD.C.で活動を開始、1969年には3人が脱退してアル・グッドマン(Al Goodman、1947年3月31日生まれ、ジャクソン (ミシシッピ州)出身)とウィリアム“ビリー”ブラウン(William "Billy" Brown、1946年6月30日生まれ、ニュージャージー州 Perth Amboy 出身)が加入した。1970年春に「Love On A Two-Way Street」が大ヒットしたが、これはオリジナルメンバーが録音していたものである。その後、唯一残っていたオリジナルメンバーの John Morgan が脱退してハリー・レイ(Harry Ray、1946年12月15日 - 1992年10月1日、ニュージャージー州 Long Branch 出身)が加わり、「If I Didn’t Care」(1970年)、「Sexy Mama」(1973年)、「Look At Me (I'm In Love)」(1975年)などのヒット曲を出した。
1979年, ポリドール・レコードに移籍したが、ザ・モーメンツという名称を使用できなかったため、レイ、グッドマン&ブラウンと改名した。1980年には「スペシャル・レディー」(Special Lady)をヒットさせたが、1982年にレイが脱退したため、ケヴィン・オーエンス(Kevin "Ray" Owens)が加入した。1987年、EMI と契約するとともにレイが復帰、同年「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」(Take It To the Limit) がヒットした。1992年、 初来日コンサートを行った。同年10月、 レイが急死したため、ケヴィン・オーエンスが再び正式メンバーとなった。2002年再来日コンサート(ケヴィン・オーエンスの代わりにラリー・ウィンフリー)。2003年、15年ぶりにアルバム「Intimate Moments」及び「A Moment With Friends」を発表した。同年、アリシア・キーズに求められ彼女のアルバム「ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ」(Diary of Alicia Keys)に参加した。2008年7月来日予定。
なお、オリジナルメンバーの Mark Greene は、The Moments featuring Mark Greene を結成し活動している。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] ザ・モーメンツ時代
[編集] ベスト盤
- The Best Of The Moments: Love On A Two-Way Street(1996年7月、B0000033S1)
- Not on the Outside
- Sunday
- I Do
- Lovely Way She Loves
- Love on a Two-Way Street
- If I Didn't Care
- All I Have
- Just Because He Wants to Make Love (Doesn't Mean He Loves You)
- My Thing
- Gotta Find a Way
- Sexy Mama [Album Version]
- What's Your Name?
- Look at Me (I'm in Love)
- Come Away with Me
- With You
- I Don't Wanna Go
- I Could Have Loved You
- I'm Willing
[編集] レイ、グッドマン&ブラウン時代
[編集] ベスト盤
- ベスト・オブ・レイ、グッドマン&ブラウン - The Best of Ray, Goodman & Brown(1996年2月、B000001EIS、POCP-9531)
- スペシャル・レディー - Special Lady
- インサイド・オブ・ユー - Inside of You
- スリップト・アウェイ - Slipped Away
- 二人のさだめ - Way It Should Be
- アナザー・デイ - Another Day
- ハッピー・アニバーサリー - Happy Anniversary
- イーチ・タイム・イズ・ライク・ザ・ファースト・タイム - Each Time Is Like the First Time
- マイ・プレイヤー - My Prayer
- パート・オブ・ユー - Part of You
- 夜明けまで愛して - Stay
- プール・オブ・ラブ - Pool of Love
- 愛は気まぐれ - How Can Love So Right (Be So Wrong)
- 雨の中のドライブ - Heaven in the Rain
- ミッドナイト・レディー - Midnight Lady
- テイキング・チャンセス - Taking Chances
- アフター・オール - After All
- テイク・イット・トゥ・ザ・リミット - Take It to the Limit
- ネクスト・タイム・アイル・ノウ - Next Time I'll Know
※1-16はポリドール時代、17と18はEMI時代