ルイシト・エスピノサ
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ルイシト・エスピノサ(Luisito Espinosa、1967年6月26日 - )は、フィリピンマニラ出身のプロボクシングの元世界チャンピオン。フィリピン人として初めての世界2階級制覇を達成した。
身長169cm、リーチ175cm。リング・ジャパンのジョー小泉にプロモートされルイシト小泉として日本のリングでも積極的に試合を行っていた。
[編集] 主な戦績
- 1989年10月18日、カオサイ・ギャラクシーの双子の兄であるカオコー・ギャラクシー(タイ)の持つWBA世界バンタム級王座に挑戦し、1RKO勝ちでWBA世界バンタム級王座獲得。
- 1990年5月30日、ハーリー・スニード(アメリカ合衆国)に8RTKO勝ちで初防衛。
- 同年12月30日、後に鬼塚勝也と2度の激闘を繰り広げるタノムサク・シスボーベー(タイ)に12R判定勝ちで2度目の防衛。
- 1990年10月19日、元WBO世界バンタム級王者のイスラエル・コントレラス(ベネズエラ)に5RKO負けで王座陥落。
- 1995年12月11日、マヌエル・メディナ(メキシコ)の持つWBC世界フェザー級王座に挑戦。12R判定勝ちで1階級飛び越えての2階級制覇を達成。
- 1996年3月1日、一度はKO負けしている元同級王者のアレハンドロ・ゴンザレス(メキシコ)に4RKO勝ちで初防衛。
- 同年7月6日、後のWBC世界フェザー級王者のセサール・ソト(メキシコ)に12R判定勝ちで2度目の防衛。
- 同年11月2日、WBA世界スーパーライト級王者平仲明信の実弟である平仲信敏(日本)に8RTKO勝ちで3度目の防衛。
- 1997年5月17日、IBFとWBCの元世界フェザー級王者のマヌエル・メディナ(メキシコ)に8R負傷判定で4度目の防衛。
- 同年12月6日、41戦無敗の同級1位の挑戦者カルロス・リオス(アルゼンチン)に6RTKO勝ちで5度目の防衛。
- 1998年8月15日、ファン・カルロス・ラミレス(メキシコ)に11R負傷判定勝ちで6度目の防衛。
- 同年11月28日、元IBF世界スーパーバンタム級王者のケネディ・マッキニー(アメリカ)に2RTKO勝ちで7度目の防衛。
- 1999年5月15日、1996年以来の対戦となるセサール・ソトに12R判定負けし、王座陥落と共に雪辱を許す。
- 2000年4月14日、セサール・ソトに勝利したナジーム・ハメド(イギリス)が返上したWBC世界フェザー級王座決定戦をグティ・エスパダスJr(メキシコ)と争うも11R負傷判定負けで王座復帰ならず。
- 2005年2月18日、ノンタイトル戦でクリストバル・クルス(メキシコ)に3RKO負けした試合を最後に引退。
総合戦績は61戦48勝(26KO)13敗。