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リッカルド・モントリーヴォ - Wikipedia

リッカルド・モントリーヴォ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リッカルド・モントリーヴォ
名前
愛称 リッカ
カタカナ リッカルド・モントリーヴォ
ラテン文字 Riccardo MONTOLIVO
基本情報
国籍 イタリア
生年月日 1985年1月18日
出身地 カラヴァッジョ
身長 181cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム フィオレンティーナ
ポジション CH
背番号 18
利き足


代表歴
出場 1
得点 0

■Templateノート 解説)サッカー選手pj

リッカルド・モントリーヴォRiccardo Montolivo, 1985年1月18日 - )はイタリア出身のイタリア代表フィオレンティーナ所属のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー

育成部門に定評があるアタランタ下部組織出身のイタリア人選手。非凡なテクニックとエレガントなプレースタイルから、ジャンカルロ・アントニョーニロベルト・バッジョ等のファンタジスタと比較され、将来を期待される若手選手の一人である。各アンダー世代のイタリア代表にも招集されており中心選手の1人として活躍した。2007年10月に所属クラブでの活躍が認められフル代表に招集、このシーズンのセリエA最優秀若手賞(オスカル・デル・カルチョに選ばれている。


目次

[編集] プレースタイル

足裏を使ったボール捌きはエレガントであり、中盤でのボールキープや、精度が高く機知に富んだ長短のパスで試合にアクセントが付けられる、いわゆる「違いを見せられるプレーヤー」の一人である。また、身長が高く均整のとれた体格であり、フィジカルや持久力の面においても優れたプレーヤーであることから、ファンタジスタとしての特性とアスリートとしての資質を併せ持つ現代的なミッドフィールダー(MF)でもある。数こそは少ないが、U-21イタリア代表での試合やフィオレンティーナの試合において、度々精度の高いミドルシュートやアクロバティックなボレーシュートを決めるなど、彼の得点シーンはどれも美しく素人目でも楽しめる。しかし、モントリーヴォが近年セリエA屈指のプレーヤーと評価されるのは、フリーでスペースに走り込む動き、クサビのパスやスルーパスなどを使って攻撃を縦に加速させる戦術眼など、玄人を唸らせるような実戦面でのプレー内容が成長したことによる。チェーザレ・プランデッリ監督の指導により懸念されていた守備力も、質だけでなく量でも貢献できるようになり、正にユニバーサルなMFであるといえる。

[編集] ポジション

トレクァルティスタの選手として育てられてきたが、フォワード的な資質に乏しいことや、後方からのオフザボールの動きや、ドリブルで攻め上がるという本来の持ち味を出せないため、近年は徐々にポジションを下げている。こういった経歴や、前述のようなエレガントなプレースタイルから、イタリア代表レジスタの第一人者アンドレア・ピルロの後継者と呼ぶ声もある。しかしモントリーヴォの本来の特性を活かすには、ピルロのように後方に構える純粋なレジスタとしてより、より自由な前線への攻撃参加が許される3センターハーフシステムの左インサイドハーフがもっとも適したポジションであるとされる。本人はピルロを手本としているとしながらも、スティーヴン・ジェラードダニエレ・デ・ロッシといった、よりプレーエリアの広いオールマイティな選手を目指していると話す。前イタリア代表監督のマルチェロ・リッピも彼はピルロの後継者ではなく、ややジェラードのようだと指摘している。

[編集] 来歴

[編集] 下部組織時代

-2003
  • イタリア国内でもトップクラスの育成部門を持つアタランタBCの下部組織でサッカーの基礎を学ぶ。当初からその非凡な才能は注目を集めており、U-15、U-18のイタリア代表に招集されていた。(当時のアタランタにはモントリーヴォの他にも、彼と同世代のロランド・ビアンキジャンパオロ・パッツィーニ、ミケーレ・カニーニといった有望な選手が多数在籍しており、彼等もまた代表に選出されている。)

[編集] プロ選手時代

2003-2004シーズン
  • 当時セリエBに所属していたアタランタBCにおいて、18歳でプロデビューを果たす。41試合に出場、4得点を挙げ18歳にしながらチームの主力選手として活躍している。同シーズンを5位で終えたが、セリエAの登録クラブが20チームに増えたことで、翌シーズンのセリエA昇格を果たす。
2004-2005シーズン
  • 2004年9月12日に行われた対レッチェ戦においてセリエAデビューする。しかし、チームは最下位でシーズンを終えクラブはセリエA残留を果たせなかった。これは当時のチーム事情が原因であり、モントリーヴォが責任を問われることはなかった。むしろ19歳にしながら32試合出場3得点と、トップリーグデビュー1年目からレギュラーとして活躍したモントリーヴォの評価は高く、彼のポテンシャルに多くのクラブが注目することになった。
2005-2006シーズン
  • アタランタがセリエBに降格したことを受け、2005年7月に、当時若手選手主体のチーム作りに移行していたフィオレンティーナに移籍。移籍当初はレギュラーポジションをつかめず、途中交代での出場がほとんどであった。アタランタ時代を含め代表でもサブであった事がなかったため相当戸惑ったようだが、本人にとっては、後にこの経験が成長を促すことになったようだ。一方、U-21イタリア代表では、U-21欧州選手権2007予選プレーオフのスペイン戦においてアクロバティックなボレーシュートで勝ち越しゴールを奪うなど、予選チーム内得点王(3得点)として本大会出場に貢献した。
2006-2007シーズン
  • シーズン途中にマルコ・ドナデルが怪我により離脱すると、そのポジションを引き継ぎクオリティーの高いプレーを披露した。守備面で成長することによってレギュラーポジションを確固たるものにし、同タイプのファビオ・リヴェラーニとの同時出場を疑問視するマスコミに対し1つの答えを提示した。(厳密にはリヴェラーニとはプレースタイルは異なる。リヴェラーニは中盤の底からボールを捌くことに特化した純粋なレジスタタイプの選手である。)
  • シーズン後に開かれたU-21欧州選手権2007に中心選手の1人として出場したが、36試合に出場したレギュラーシーズン中の疲労が抜けておらず、彼本来のプレーからは程遠い内容となった。チームも予選リーグで敗退し、多くの期待が寄せられた今大会で活躍することが叶わなかった。(その後U-21ポルトガル代表とのプレーオフに勝利し、北京オリンピックの出場権は獲得している)
2007-2008シーズン
  • 開幕前のチェーザレ・プランデッリ監督は、インタビューにおいてモントリーヴォをレギュラーで起用する事を公言しており、さらなる活躍が期待される。

[編集] 備考

  • アタランタ下部組織や各アンダー世代の代表でも同僚であるジャンパオロ・パッツィーニと仲が良い。パッツィーニとモントリーヴォは背格好が似ていることから、彼等の名前を繋げたパッツォリーヴォPazzolivo)として、フィオレンティーナのオフィシャルホームページやナイキのCMにおいて、実は同一人物なのではないかというネタにされている。(外部リンク参照)
  • 足裏を使ったテクニックを得意としており、下部組織時代はティフォージからジネディーヌ・ジダンに例えられたようだ。本人は光栄だとしながらも、プレースタイルの違いを指摘している。
  • 母親がドイツ系であることから、ある程度のドイツ語を話すことができる。


[編集] 所属クラブ


[編集] 外部リンク





この項目は、ウィキプロジェクト サッカー選手の「テンプレート」を使用しています。



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