ユリア・オベルタス
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2005年ロシア選手権でのオベルタスとスラフノフ | ||
基本情報 | ||
国: | ロシア | |
生年月日: | 1984年6月19日(24歳) | |
出生地: | ドニプロペトロウシク | |
身長: | 154 cm | |
パートナー: | セルゲイ・スラフノフ | |
元パートナー: | アレクセイ・ソコロフ、ドミトリー・パラマルチュク | |
コーチ: | Ludmila Velikova | |
元コーチ: | タマラ・モスクビナ | |
振付師: | Alexander Stiopin | |
所属: | Yubileini Sport Club | |
ISU パーソナルベスト | ||
SP+FS トータル: | 177.10 | 2005欧州選手権 |
ショートプログラム: | 63.59 | 2005欧州選手権 |
フリースケーティング: | 117.98 | 2005ロシア杯 |
ユリア・ニコラエヴナ・オベルタス(ロシア語:Юлия Николаевна Обертас, ラテン翻字:Julia Nikolaevna Obertas, 1984年6月19日 - )は、ウクライナドニプロペトロウシク出身の女性フィギュアスケート選手。2006年トリノオリンピックペアロシア代表。2005年ヨーロッパフィギュアスケート選手権2位。パートナーはセルゲイ・スラフノフ、アレクセイ・ソコロフ、ドミトリー・パラマルチュク。
目次 |
[編集] 経歴
ウクライナのドニプロペトロウシクに生まれ、5歳のころにスケートを始めた。のちにドミトリー・パラマルチュクとペアを結成し、1997-1998年シーズンより創設されたばかりのISUジュニアシリーズに参戦。JGPファイナルでは初代優勝ペアとなり、世界ジュニア選手権をも制した。翌1998-1999年シーズンもJGPファイナルと世界ジュニア選手権を制し、2シーズン連続のジュニアタイトル2冠を達成する。
1999-2000年シーズンからはシニアクラスのISUグランプリシリーズにも参戦。ISUグランプリシリーズではメダルこそ無かったものの、ネーベルホルン杯では3位と健闘した。3連覇の懸かった世界ジュニアでは、同じウクライナのアリオナ・サフチェンコ&スタニスラフ・モロゾフ組に敗れ2位となる。2度目の出場となった2000年世界選手権ではフリースケーティングのリフトで転倒し棄権。その後ドミトリー・パラマルチュクとのペアを解消した。
2000-2001年シーズンよりアレクセイ・ソコロフと新たにペアを結成し、ロシア所属選手として活動を始めた。2002-2003年シーズンにはグランプリファイナル進出を果たすまでになったが、同シーズン終了後にアレクセイ・ソコロフとのペアを解消、新たにセルゲイ・スラフノフとペアを結成した。
2005年欧州選手権で2位、2006年トリノオリンピックでは8位となる。
2007-2008年シーズンは、NHK杯に出場を予定していたが欠場。
[編集] 主な戦績
- 戦績は全てセルゲイ・スラフノフと組んで以降。
大会/年 | 2003-04 | 2004-05 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 |
---|---|---|---|---|---|
オリンピック | 8 | ||||
世界選手権 | 7 | 5 | 8 | ||
欧州選手権 | 4 | 2 | 4 | 4 | |
ロシア選手権 | 3 | 3 | 2 | 2 | |
GPファイナル | 4 | 5 | |||
GPNHK杯 | 6 | ||||
GPエリック杯 | 3 | ||||
GPスケートアメリカ | 2 | 3 | |||
GPロシア杯 | 5 | 2 | 2 | ||
GPスケートカナダ | 6 | ||||
GPボフロスト杯 | 2 |
[編集] シニア
2006-2007 シーズン |
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2007年01月22日-28日 | 2007年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ワルシャワ) | 4 57.04 |
5 99.92 |
4 156.96 |
2006年11月30日-12月03日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 5 48.62 |
6 83.57 |
6 132.19 |
2006年11月17日-19日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 3 55.30 |
3 98.25 |
3 153.55 |
2005-2006 シーズン |
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2006年03月19日-26日 | 2006年世界フィギュアスケート選手権(カルガリー) | 8 55.60 |
8 108.56 |
8 164.16 |
2006年02月10日-26日 | トリノオリンピック | 8 60.25 |
9 106.29 |
8 166.54 |
2006年01月17日-22日 | 2006年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(リヨン) | 4 62.21 |
4 111.69 |
4 173.90 |
2005年12月16日-18日 | ISUグランプリファイナル(東京) | 5 59.28 |
6 109.92 |
5 169.20 |
2005年11月24日-27日 | ISUグランプリシリーズ ロシア杯(サンクトペテルブルク) | 2 57.62 |
2 117.98 |
2 175.60 |
2005年10月20日-23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(アトランティックシティ) | 4 54.04 |
4 106.36 |
3 160.40 |
[編集] 外部リンク
フィギュアスケート 世界ジュニアチャンピオン – ペア |
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1976: シェリー・バイアー & ロビン・コーワン • 1977: ジョゼ・フランス & ポール・ミルズ • 1978: バーバラ・アンダーヒル & ポール・マルティーニ • 1979: ヴェロニカ・ペルシナ & マラート・アクバロフ • 1980-1981: ラリサ・セレズネワ & オレグ・マカロフ • 1982-1983: マリナ・アフストリスカヤ & ユーリ・クワシニン • 1984: マニュエラ・ラントグラフ & インゴ・シュトイアー • 1985: エカテリーナ・ゴルデーワ & セルゲイ・グリンコフ • 1986-1987: エレーナ・レオノワ & ゲンナジー・クラスニツキー • 1988: クリスティー・ヤマグチ & ルディ・ガリンド • 1989: エフゲーニヤ・チェルニシェワ & ドミトリー・スハノフ • 1990-1992: ナタリア・クレスティアニノワ & アレクセイ・トルチンスキー • 1993: インガ・コルシュノワ & ドミトリー・サベリエフ • 1994-1995: マリア・ペトロワ & アントン・シハルリドゼ • 1996: ヴィクトリア・マキシウタ & ウラジスラフ・ゾフニルスキー • 1997: ダニエル・ハートセル & スティーブ・ハートセル • 1998-1999: ユリア・オベルタス & ドミトリー・パラマルチュク • 2000: アリオナ・サフチェンコ & スタニスラフ・モロゾフ • 2001: 張丹 & 張昊 • 2002: エレーナ・リアブチュク & スタニスラフ・ザハロフ • 2003: 張丹 & 張昊 • 2004: ナタリア・シェスタコワ & パーヴェル・レベデフ • 2005: マリア・ムホルトワ & マキシム・トランコフ • 2006: ジュリア・ウラソフ & ドリュー・ミーキンス • 2007: キオーナ・マクラフリン & ロックニ・ブルーベイカー • 2008: クセニア・クラシルニコワ & コンスタンチン・ベズマテルニフ |
フィギュアスケート JGPファイナルチャンピオン – ペア |
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1997/98-1998/99: ユリア・オベルタス & ドミトリー・パラマルチュク • 1999/00: アリオナ・サフチェンコ & スタニスラフ・モロゾフ • 2000/01-2001/2002: 張丹 & 張昊 • 2002/03: 丁楊 & 任重非 • 2003/04: ジェシカ・デュベ & ブライス・デイヴィソン • 2004/05: マリア・ムホルトワ & マキシム・トランコフ • 2005/06: ヴァレリア・シマコワ & アントン・トカレフ • 2006/07: キオーナ・マクラフリン & ロックニ・ブルーベイカー • 2007/08: ベラ・バザロワ & ユーリ・ラリオノフ |