モハメド・アタ
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モハメド・アタ(アラビア語表記 محمد عطا、英語表記 Mohamed Atta al-Sayed, 1968年9月1日 - 2001年9月11日)はアルカーイダのテロリストであり、アメリカ同時多発テロの首謀者とされる。
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[編集] プロフィール
[編集] 生い立ち
モハメド・アタは1968年9月、エジプト生まれ。父親は弁護士。恵まれた家庭に育ち、1990年カイロ大学工学部を優秀な成績で卒業。1992年10月、ドイツ・ハンブルグ工科大学へ留学し都市計画を学ぶ。
1995年に非営利組織の国際交流プログラムのメンバーに選ばれ、カイロ・サウジアラビアを回り、はじめてのメッカ巡礼を行っている。ハンブルクに戻っての公演では、「高層建築、広い道路、アメリカ的な都市計画はアラブのアイデンティティーを壊す」、「エジプトは無批判に西欧型の都市計画を取り入れ、古都を壊している」として、「将来はエジプトに戻り伝統的な価値を尊重した都市計画をしたい」と語ったという。
[編集] テロ実行
1997年5月までハンブルクの都市計画事務所に勤務。勤務態度は優秀で性格も温厚だったというが、ハンブルク工科大学に留学中、過激なイスラム主義ネットワークの一員になったとされる。その後アメリカ合衆国フロリダ州の高級別荘地ハムレットの従業員アパートの一室に移り住むと、そこをアジトとして旅客機乗っ取りと自爆テロを仲間と共に計画。パイロットスクール=ホフマン飛行機学校に通い航空機の操縦方法を学んだ後、それを実行した。
[編集] 外部リンク
- Chapter 5 of the Final 9/11 Commission Report Mohamed Atta is described in section 5.3